わたしたちは「とび」を仕事とする建築技能集団です。

「とび」を漢字で書くと「鳶」。そう、鳥のトビと同じ文字です。大空を翔（かけ）るトビのように、建築工事で危険な高所をいとわず勇敢に、軽やかに、そして手堅い仕事をする職人が、何百年もの昔から「とび」と呼ばれてきました。
建築物の工事は「とび職に始まり、とび職に終わる」といわれます。

現代のとびも、工事現場にだれより先に入り、現場の囲いを組み、建物の基礎となる鉄骨を組み、建物の外周に足場を組むのが主な仕事。高所での作業も多く、特殊な技能が注目される存在です。

工事の最初と最後に欠かせないのはもちろん、その技術と確実な仕事ぶりが、工事のよしあしを左右するという意味でも、工事は「とび職に始まり、とび職に終わる」のです。

わたしたちは、職人気質で硬派な伝統のとびという仕事に誇りをもっています。同時に、現代という時代に合った仕事のかたちと企業のスタイルを追求しながら、進化を続けています。
信州諏訪に本社を置く小さな会社ですが、日本中のどこより強く熱い熱意と、技能と、高い完成度へのこだわりをもち、仕事に取り組んでいます。

実際、社員つまり仲間たちの仕事を見て、社長のわたしが胸を熱くすることがしばしばあります。しびれるほどカッコいい仕事ぶり、精度の高いカッコいい仕上がりを見せてくれるからです。

そんな仲間が増え、一緒にいい仕事をしていくことが、わたしたちのこれからの夢。新しい仲間との出会いに、心をはずませています。

有限会社 岡田興業
代表取締役 岡田 勝