未経験で飛び込んだ建設業界。
「え?」という習慣が
たくさんありました。
株式会社スカイアート 代表の妹尾(せのお)って言います。未経験から飛び込んだ建設業界で経営者をしている自分のこと、少しだけ紹介させてください。
<販売員から職人へ>
大学を出て大手スポーツ量販店で販売員をやってました。全国2番目の売上だった北海道の店舗で、自分が販売数のトップになったこともあって。自慢です、はい。そんなとき、父親が経営している会社が難しい時期で、母親から「お父さんを助けてあげて」って電話が掛かってきたんです。当時いた会社ではプレイヤーに権限がないこともあって、今後のキャリアを考えていたときだったんですよね。そこで決心し、実家の大阪に帰りました。ちなみに今の会社と同じ内装工事の会社です。
<昔ながらの建設業界を知る>
内装にはまったく知識も技術もない中、入社しました。あのね、うちは家族がすんごい仲良しで、両親や姉の家族、自分の家族の総勢12~13名で年3~4回旅行に行くくらい。でも仕事とプライベートはまったくの別。マニュアルや教育プログラムもなく、職人さんの足元にくっついて仕事を盗むという感じでした。社長の息子という特別扱いもされず(笑)、怒鳴られる、いじめられる…昔ながらの教育方法ですよね。でも父親から成長機会を与えてもらったって、今では感謝しています(笑)。
<父親と良い関係でいたかった>
ぼくも父親と同じように、小さいときから経営者になりたいと思っていたんです。父親の会社に10年くらい在籍していると、どうしても父親と意見が食い違うことが出てきてしまって。一緒にいると経営ノウハウも学べなかったので、じゃあもう独立するかって。奥さんと娘2人いるんですけど、奥さんは「やりたいことをやって」って言ってくれたんです。奥さんにも感謝です。父親とずっと良い関係でいたかったし、独立を決めました。