日本濾水機工業株式会社の採用・求人情報

【社員インタビュー/設計 中野】

MESSAGE
[VOICE]
「分業じゃない設計」が入社の決め手でした。
ーー設計の仕事を続けられる環境を求めて。

前職では風力発電の支柱の設計をしていました。数十トンもある発電用のプロペラを支える部分の設計なので、どんな土地に建てるのか、風向や風速はどの程度か、年単位でち密なデータを集め、様々なシチュエーションを想定。安全性を徹底的に追及した設計を行っていました。やりがいもありましたし、国内で生産していた会社も数社しかないので、経済産業省や国土交通省の人と一緒に仕事をするといった貴重な経験もできました。ただ、入社して数年後、会社が風力発電の事業から撤退することが決まり、僕も設計から営業の仕事へ移ることに。設計の仕事をあきらめることができなかったので、転職を決意しました。当社への入社の決め手は、設計が検討~出荷まで一貫して携われるから。完成品を自分の目で確かめるって、大事なことだと僕は思うんです。図面と実物って結構違いが出てしまうもので。自分で検討し、図面を描いた物が、実際にどう組み立っているのか、使い勝手はどうか、自分の目で見て確かめることで、「あそこはもう少し前に出した方が作業しやすいな」とか現場で見たことを次の設計の糧にしていく。その繰返しをしていくことで、設計としての腕も磨かれると思うんです。


ーームズカシイ…からオモシロイ。

現在は、主に、プラント向け医薬用水の水処理装置の設計を担当しています。最高水準の安全性が求められる水を扱う装置ですので、法律関係の細かい規定があり、新たに覚えることも多く、大変でした。中でも一番大変だと感じるのは、「限られたスペースに必要なものをすべて収める」ということ。お客様によって求める水質は様々で、それに紐づいて水処理装置に必要なパーツも変わってきます。必要なパーツが多いのに、機械を収められるスペースは限られている、となると試行錯誤の繰返しで。でも、逆にそれが面白くもあるんです。必要な物が最適な場所に納まった時には、パズルのピースがピタリとはまったような達成感がありますね。どうしても煮詰まってしまう時には先輩や上司に相談することもありますよ。先輩方は今まで培ってきた経験やセンスがあるので、思いもつかなかったアイディアを出してくれるんです。それと、組み立てられた装置の検査や、納品への立会で自分が設計した機械が実際に動いているのを見ると、達成感や安心感がこみ上げてきますね。


ーー掃除ですら楽しめる組織って新鮮でした。

入社して驚いたのは、毎月1回の掃除ですね。当社は給与明細が手渡しなのですが、その日は16時半になると、みんな仕事を終え、布巾と洗剤を手にもって掃除がスタート。まずは自分のデスクから、そのうち、棚を拭きだして、拭くところがなくなった人は掃除機を持ち出してきて…と定時まで、みんなでワイワイしながら掃除をするんです。どのくらい昔からある慣習なのか、誰も知らないんですけど、そういうものかとみんなが受け入れていて(笑)。最初は戸惑いましたが、一致団結感があって僕は結構好きな時間です。


ーーやる気があれば大丈夫。頼れる先輩が成長をサポートしてくれます。

僕自身、まだ学んでいる際中。設計の経験はあっても、何を設計しているかによって違いって沢山あると思うんです。特に、当社はかなりニッチな分野に特化した機械の設計を行っています。なので、先輩たちも、新人がたとえ中途入社で設計経験者だとしても、良い意味で期待していない。将来的な活躍や成長への期待はあるけど、「知らないこといっぱいあるよね、教えるよ」というスタンスなんです。転職者だからすぐに結果を出さなきゃといった変なプレッシャーもありません。僕がどうしても納期に間に合わなそうな仕事があった時、先輩が他の仕事を調整して僕の設計を手伝ってくれた、なんてこともありました。だから、社会貢献性の高い仕事がしたい人、一貫したモノづくりをしたい人はやる気さえあれば大丈夫。当社の設計の一員としてお迎えする準備は整っているので、安心して、新しい環境にチャレンジできると思います。
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