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鬼北町が誇る農業を、絶やさぬために。
日本でただひとつ、名前に「鬼」がつく市町村。清流四万十川の最大級の支流である広見川、観光地としても名高い成川渓谷など、豊かな自然に囲まれた町です。そうした地の恵みを活かし、町の産業の中核を担っているのは農業。ゆず、原木しいたけ、お米などが名産となっています。
そして鬼北町の代名詞である特産品は「きじ肉」。食用きじの養殖においては全国トップクラスの規模・生産量を誇り、国内に流通するきじ肉の大半はこの鬼北町が原産です。低カロリーで高タンパク、ミネラルが豊富なきじ肉。その歯ごたえや濃厚な風味に魅了される人は、全国にも数多くいます。
そんな鬼北町ですが、全国各地の例に漏れず、過疎化・少子高齢化が進んでしまっている状況。人口は1万人を切り、そうした産業の担い手も減少の一途をたどっています。それでも、私たち鬼北町役場はまだ希望を捨てていません。
東京・大阪をはじめとした地方就労・移住イベントなどに町を挙げて積極参加。SNS・YouTubeなどでのPRにも注力。その結果、少しずつですが私たちの町に興味を持ってくれる人は増えています。直近でも、農業研修生や地域おこし協力隊として、この町に移り住んでくれる若者が年間十数名います。
鬼北町が誇る農業の火を絶やさず、受け継いでいくために。これからを担う次世代として活躍してくれる方を、私たちは求めています。