一点モノ。正解がない。
だから、飽きない、奥深い。
発売は数年先。まだ世に出ていない、
ホンダ・日産・三菱など大手自動車メーカーの車種。
そのシートの試作品を製作するのが当社です。
試作品が完成しなければ、新しい車種は日の目を見ない。
メーカーのデザイナーが作った3Dデザインデータ。
それは、第一工業の設計部により精密なデータに落とし込まれます。
そして、データに基づき、モデラーがデザイナーの理想をカタチにしていく。
実際のモノにしたときに、
理想通りのフォルムに仕上がるか、快適性が保たれるか。
頼りになるのは、長年にわたって培ってきた感覚のみ。
フレームの溶接、素材の削りだし、
ミシンを使ったシートカバーの縫製…。
誰も作ったことがないシートゆえ、
世界に一つだけのデザインなのです。
試作品が完成し、フォルムを手で触り、実際に座ってみる。
そうして感覚をつかみ、技術を磨いてきました。
決して、一筋縄ではいかない。
でも、だからこそ面白く、奥が深い。
新車が誕生するかげに、私たちの技術が確かに息づいている。
街中をさっそうと駆け抜けるクルマたちを目にしたとき、
確かな誇りを持てるのが私たち第一工業のデザインと技術です。