こんにちは、千葉県市原市にある自立援助ホーム「みんなのいえ」代表の小倉淳です。
子どもたちには「おぐらっち」と呼ばれています。
みんなのいえは定員6名の、男の子のための自立援助ホームです。
2016年11月にスタートし、この4年の間に、15歳から20歳までの10名が入居、
その内4名が巣立っていきました。
一人暮らしを始めた者や
家族と再び暮らし始めた者がいます。
自立援助ホームは、虐待等家庭での様々な事情により親元で暮らすことが難しく、
社会的養護下にある15歳から20歳までの子どもたちが、
仕事や学校に通いながら自立に向けてのステップを踏むことができる場所です。
しかし、自立援助ホームの場合は『働いている』ことが前提になるため、
ここで暮らす子どもたちがたとえ未成年であっても、一人ひとりが世帯主である状態。
医療費は通常の人たちと同じように3割自己負担、住民税も所得に応じてかかってきます。
入居費用も、自立援助ホームにより違いはありますが
毎月平均して3~4万円を支払う必要があります。
働きながら生活費や遊ぶお金を自分で稼ぐ必要があるけれど、
社会に出てお金を稼ぐこと=自立とはいえない。
彼らの本当の意味での自立を支えたい。
そう考えながら、日々、ここを開いています。
ぜひ、私たちの活動のこと、自立援助ホームで暮らす若者たちのことを知ってください。