Empowering Society Through Neurodiversity
障害の有無や特性の違いに関係なく、すべての人が尊重され、それぞれの個性を活かして活躍できる社会を実現するためには、「多様性を受け入れる」意識が不可欠です。私たちは、幼少期からのニューロダイバーシティを尊重する教育環境が、未来の社会を支える基盤になると考えています。
※ニューロダイバーシティ(Neurodiversity)とは、人間の脳や神経の多様性を尊重する考え方で、従来は「障がい」とされてきた特性を、個性の一部として捉える概念です。
例えば、子どもたちがそれぞれの特性を認め合い、共に遊び、学び、困難を乗り越える経験を積むことで、多様な考え方や能力が生まれる環境が育まれます。それは、将来の職場や地域社会においても、多様性を尊重した新しい価値の創出や生産性向上をもたらす土壌となります。
さらに、この取り組みは、2040年に予測される深刻な労働力不足の解決にもつながります。日本では、労働人口の約20%にあたる1100万人が不足すると見込まれる一方、約400万人の障がいのある方々が働く能力を持ちながらも、活躍の機会を得ていません。ニューロダイバーシティの尊重を基盤にした社会は、誰もが戦力として活躍できる環境を育み、課題解決の新たな可能性を切り開きます。
私たちは、未来を見据えた支援活動を通じて、多様性を力に変える社会を目指します。それは一人ひとりの幸福を支えるだけでなく、次世代の日本社会を支える希望となると信じています。