『大きなお世話』と『知らんぷり』、その間にある『ちょうどよい支援』。
そんなことができたらいいという想いから、
グループホーム『みんふす』は生まれました。
私たちの施設で暮らすのは、軽度な知的障がいがある方々です。
実のところ、普段の暮らしは私たちと変わりありません。
会社に勤め、趣味を楽しみ、恋人を大切にし、
将来のことに悩んだりしながら毎日を過ごしています。
彼らの抱える悩みも様々。
友だち、同僚、恋人とうまくいかない…という人間関係のトラブル。
今日は仕事に行きたくないけど、さぼれば社長に怒られるし…という心の葛藤。
ついつい、こづかいを使い過ぎて給料日までピンチだ!という金銭面でのこと。
そんな、揺れ動くココロをケアするのが私たちの仕事です。
寄り添いつつも大切にするのは、決して甘やかさないことです。
ストレス解消に意地悪なことを言う人がいれば、「それはダメだよ。傷ついたよ」と言う。
「自分は障がいがあるから」とミスを反省しない人には、「そうじゃないよね」と言います。
なぜなら、それが相手のためになると思っているから。
一人の自立した人間として、社会に参画してほしいからなのです。
本心を隠さず、正面から真剣に向き合い
「ダメなものはダメ」と伝える。
そんな支援の形もあると、私たちは考えています。
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◆『みんふす』ってどういう意味?
『みんふす』は、デンマーク語で“あたしんち”という意味の『mit hus』をアレンジしてできた造語です。
みんふすで暮らす人たちやみんふすを利用する人たちが、「ここ、あたしんち!」と胸を張って言えるような空間づくりを目指しています。
”あたしんち”だからこそ、家庭のような安心感がなければなりません。そして時には、家庭で味わうわずらわしさも伴うかもしれません。
それも”あたしんち”の醍醐味と思ってもらいたいです。
支援する側も「ここ、あたしんち!」と胸を張って言えるような集団を、この先も目指し続けます。
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◆一緒に働くスタッフはどんな人?
年齢は20代~50代までさまざま。前職も、お弁当屋さん・医療事務・工場スタッフ・電気工事士・車の整備士など、幅広いです。
中途入社のスタッフが多いから、きっとすぐに馴染んでいただきやすいはず。またその中のほとんどが未経験からスタートしているので、業界が初めての方にも親切に仕事を教えられます。
スタッフ同士の仲の良さもバツグンで、イベントの際には写真のように楽しむときも(笑)。
所長はスタッフ全員の誕生日を覚えていて、毎年お祝いをしてくれます。逆にスタッフたちも所長の誕生日にはお祝い会を開くなど、日々一緒に働く仲間を大切にしながら、楽しく働いています。