真室川町は山形県内陸部の最北端に位置する山村です。国道や鉄道により秋田県に通じていますが、かつては街道から外れ、冬になれば雪に閉ざされる陸の孤島のような地域でした。
そのためか、古くここにしかないものが大切に伝承されてきました。たとえばそれは野菜の種。風習。伝承芸能。四季に寄り添う雪国の暮らしと、雪に備える暮らしの知恵。そして食。
これらは、高度経済成長とそれに続く時代においては評価されにくいモノとコトでした。多様性が認められる時代においてその価値が再評価される機会が増えてきましたが、まだこれらを資源として活用することができていません。
真室川町は、山形県下において人口減少が著しい自治体のひとつです。このような資源を活かしながら、また都市部などで培われた経験やスキル、ネットワークなどを用いて、当町の地域課題に向き合ってくださる新しい仲間とともに、人口減少時代にフィットした地域運営・地域活性を模索していきたいと考えています。