昭和23年祖父が創業した黒沼畜産は、はじめは馬喰から始まりました。馬喰は牛の良し悪しをみる目利きで牛の売り買いをして商売する人です。
牛の肥育農家さんから牛を買い付けて、業者さんに売る。という仕事でした。お客さんは遠く大阪まであったらしく、貨物列車に貨車を連ねて何十頭ずつのせ大阪へ山形県産牛を売っていたそうです。そこから食肉卸、そして会社の一角で一般小売向けの精肉販売を始め、それが地元のお客様から評判を得ます。
その後、大型ショッピングセンターへの出店などを経て現在の黒沼畜産の業態となります。黒沼畜産は時代とともに移り変わるお客様のニーズに合わせ業態を変えてきました。しかし「肉」で商売することだけは代々変わっていません。
これからも地元で愛され続ける肉屋を目指して日々精進してまいります。