訪日外国人旅行者と外国人労働者を
地域とつなぎ日本の未来に貢献する。
アジア諸国やアフリカの発展を背景とする世界的な観光消費の高まり、
訪日外国人旅行者の増加の勢いはとまらない。
日本政府は観光立国を重要政策として掲げている。
1993年に成長期のH.I.S.に入社して以来、
私は旅行業界のど真ん中でインバウンド、アウトバウンド双方の観光客を
増加させるために世界中を飛び回り、ひた走ってきた。
嬉しい限りである。
日本にとっては観光は重点産業の一つに成長した。
しかし、H.I.S.を卒業して、全国を回って、
想像以上の日本の疲弊、日本の将来の危うさを痛感した。
産業を問わず、都市部・地方部を問わず、激しい労働者不足を目の当たりにした。
テクノロジーの発展だけでは足りない。このままでは日本の未来はない。経済が回っていかない。宿泊業も然り。人手不足で減少の一途を辿る旅館だが、
都市部での空前のホテル建設ラッシュで到来するのは都市部での猛烈な人手不足である。
官邸主導で外国人労働者の導入拡大の動きが加速する。
しかし、その恩恵にあずかれる宿泊施設は当面限定的であろう。
そもそも、訪日外国人旅行者が真に欲する宿泊施設すら整備されていないのではないか。
民泊という新たな宿泊形態がその需要の一部を吸収しつつあったが、
民泊新法により先が見えなくなった。
旅行業界に身を置き、日本から世界、世界から日本、世界から世界を見てきた。
このような自分だからこそできることがあると思い立った。
訪日外国人旅行者を受け容れる多様な形態の宿泊施設網の構築、
宿泊業界に外国人労働者の雇用、
そして訪日外国人旅行者と外国人労働者を地域(都市部と地方部)につなぐ。
これらを通して日本の未来に貢献することを決意し、
株式会社JHATを創設することとした。