アイティシージャパン株式会社の採用・求人情報

航空、鉄道、NGO、大学......それぞれの領域のトップリーダーであり、日本の中枢を担ってきた企業・組織と太く長い関係を築いているのが私たちアイティシージャパンの誇りです。しかし、30期以上連続で黒字経営を実現している私たちは、今も総勢で50名足らず。「その規模でどうやってそうそうたる大組織から支持を得続けているのか」とよく聞かれます。けれども、それは「システムインテグレーターとはこういうものだ」という固定概念にとらわれているがゆえの疑問でしょう。私はいつもこう答えます。「私たちは業界・領域に特化したビジネスインテグレーター。だから少数精鋭なんです」と。

同じように、当社が「1人として営業マンを抱えていない」こともしばしば驚かれますが、これもまた「案件を取ってくるのは営業の仕事。エンジニアは『作れ』と言われたものを作る役目」という既成概念が生み出す驚きでしかありません。より最適な技術を選び、より効率的にプログラミングを実行し、確実に、システムを作り上げ、動かしていく......そんなことは、エンジニアならばできて当然の話。その前にやるべきことがある。まず技術やノウハウを持つ者が自ら「何を作りたいのか。なぜ作るべきなのか」を語るべき。私たちはこの信念を貫いて、技術者自身がお客様と向き合い、議論を重ねてきました。

その結果、何が起きたのかといえば「アイティシージャパンは尖った会社だ」という認識。それを多くの企業・組織がポジティブなものをして受け入れ、評価してくれたのです。どこにでもあるシステムを、短期間かつ低価格で作るだけで良いのなら、人員を大量投下する大手が強みを発揮するでしょう。しかし私たちが支持されているのは「あそこはよそとは違う尖った提案をする」という期待があるからです。ありきたりの提案をしようものなら「アイティシージャパンがそれでいいのか？」と、むしろお客様のほうが心配し、時には叱責されるほどの信頼関係を獲得できたのです。

ここまで伝えてもなお「一次請けで、なおかつ上流工程に携わっているからアイティシージャパンは順調なのだ」と捉える人がいます。間違いだとは言いませんが、私たち自身はこう捉えています。「お客様が実現すべきサービスやビジネスとは何か」という顧客思考を、愚直なまでに徹底してきたこと。そうして「やりたい。やるべきだ」と信じたものに全力で取り組んできたことが「他の会社と同じことをしない」という評価につながったと考えているのです。

IT企業が「尖っている」というと、ついつい「最先端技術の持ち主」という発想になりがちでしょう。でも、それもちょっと違います。もちろん当社では新しい技術やノウハウのインプットとアウトプットを積極的に進めていますが、テクノロジーはあくまでも手段の一部。日本を代表する企業や組織が相手ともなれば、万事が複雑ですし、お堅い話も絡んできます。最優先で問われるのは、それでもなお「意義」を追求し、「理想」を実現しようとする誠実・確実・堅実な姿勢。ですから、アイティシージャパンはありがちな「キラキラした最先端技術が自慢のベンチャー」とは違います。「どんな技術が使えるか」よりも「何を作るのか」を大切にし、理不尽な局面を迎えても、世の中や業界に泥臭く役立とうとするビジネスインテグレーターなのです。折れない心を持つ誠実な挑戦者であり続けたことが、私たちを尖らせ、成長させてきました。ですから、これから共に働こうという方にも「自分はこうありたい」という強烈で骨太な探求心を期待しています。技量や知識は不完全でも構いません。ネット上に氾濫する表層的な情報では理解し得ない現実と直面し、その問題に意義のある解決手段で立ち向かっていこう、という志の持ち主こそが社会や業界や日本そのものを変えていく。そう信じ、共鳴してくれる情熱家と出会いたいと願っています。