当時、漁業を主要な産業としていた弊社の位置する瀬戸区は、負債を抱え深刻な経営危機を迎えていました。当時区長であった今津文治郎氏はこの危機に際し日和山海岸の景観を活かした開発こそ、再興の道であると決意します。
氏と区民は同じ想いを抱き、昭和9年に氏を代表とした日和山遊園組合が設立され開発が始まります。未開の地であった日和山の開発工事は、日和山開発が地域発展の礎となるとの信念のもと、人口800人の区民総出で行われたと言われます。
その後、氏が私財を投じ営業を引き継ぎ、昭和24年、一元化経営する事とし“日和山観光株式会社”を設立。現在まで発展を続けております。弊社はその特殊な生い立ちから、単なる観光事業ではなく社会奉仕の精神が息づいた会社です。「目標は社会に貢献することであり、これを最終目的として精進すべき」との氏の精神は、今日の基盤となっております。