東京大学との原発性肝癌における
線虫がん検査 「N-NOSE」 の臨床研究がスタート
当社HIROTSUバイオサイエンスと東京大学は、 原発性肝癌における線虫がん検査「N-NOSE(エヌノーズ)」に関する共同臨床研究を開始いたしましたので、お知らせいたします。
両者は 「N-NOSE」について、原発性肝癌の治療とその後の経過との関連を評価検討することで、手術による治療効果の確認と術後再発や予後を予測することが可能かどうか検討してまいります。
本邦の 2019 年の悪性新生物による死亡数は 376,425 人、そのうち肝癌による死亡は 25,264 人であり、全体の 6.7%を占めています(人口動態統計による死亡データ(1958~2019 年)。
また世界的にも肝癌は依然として重要な癌であり、2020 年には肺癌、大腸癌に次いで癌死亡の第 3 位を占めています。
がんの早期発見や再発の兆候を早期に検知するためには、人体に起こったかすかな異変をとらえる必要があり、検出精度が高く、かつ非侵襲なスクリーニング検査が求められています。