旧態依然とする
飲食業界に風穴を
社員一人ひとりが令和の立役者となり
だれもがうらやむ業界に変革を
笑顔を生み出すフードビジネスには
勝利の方程式があります
当社の1号店となる「やきとり哦流」がオープンしたのは2002年。飲食業界の市場規模は、1970年に始まる高度経済成長期から増大の一途をたどっていましたが、その代償ともいうべき状況として慢性的な人手不足による劣悪な職場環境が常態化し、業態全体の〝あたりまえ〟となっていました。疲弊しきった職場には優秀な人材は集まらず、その結果、会社も働いている人も、この業界への期待を失い、前向きに努力する姿勢を忘れ、いつしか「就職したくない業界」「離職率の高い業界」のレッテルを貼られ、ネガティブなイメージで捉えられるようになってしまったのです。でも、はたしてフードビジネスの仕事は、本当にそれほど魅力のないものなのでしょうか? 私は、まったくの素人から立ち上げた「やきとり哦流」で店頭に立ち、日々を過ごすなかで確信したことがあります。目の前のお客様に価格以上の満足を感じてもらえれば、お客様は自然と笑顔になる。それが毎日続けば、客数も売上も確実に伸びる。AIがもてはやされる時代に、この業界だけは、経験や年齢に関係なく、自分自身の手による創意工夫が反応や売れ行きとなり、評価となって、ダイレクトに返ってくる。失敗も含めて、体験したことはすべて自らの成長につながる。そんなやりがいと歓びを与えてくれる業界に魅力がないなんて、だれが言ったのでしょうか。
こんなに魅力的な業界なのに、働く人たちが楽しく働けず、その場を離れていくのなら、まず「従業員に歓ばれる会社」をつくればいいのではないか。闇雲に店舗数を増やすとか、売上至上主義を掲げても、現場が疲弊してしまっては意味がない。「従業員が安心して長く働ける環境」があってこそ、真の顧客満足や会社の成長が生み出されるはずだ、と私たちは考えています。私は、第1号店をオープンした当初、仕入れのことから店舗運営まで経験も知識もほとんどない状態でしたが、毎日店に立つのは苦ではありませんでした。お客様の反応を見ながら、営業時間、メニュー、サービスなどに工夫を加えて、さらに笑顔を引き出せる仕事が楽しくて仕方がなかったからです。気がつけば、休むことも忘れてほぼ半年間毎日、店に立ち続けていました。店舗が増えて経営に本腰を入れる段階になってからは、店頭に立つことはなくなりましたが、お客様の笑顔を見ながら働いた時間が、私の原点であることに変わりはありません。一人ひとりが活き活きと働ける職場、常に成長を実感できるステージをつくりたい。しっかりとした利益を確保できれば、従業員へそれを還元することもでき、意欲的かつ創造的に仕事に向き合うモチベーションをさらに高められる。そのために、スケールメリットを活かした経営の効率化と利益率向上を図るべく、さらなる店舗展開にも力を注いでいくつもりです。