株式会社ディテクトは主に動画像の画像処理、画像計測をテーマに
「お客様に喜んでもらえ、驚いてもらえる」商品の開発を目指している会社です。
1991年の創業当初は、パソコンに動画像を取り込むための画像メモリーボードというものを開発し商品化しました。
当時のパソコンは処理能力が十分ではなく、動画像をリアルタイムで取り込めるスピードのインターフェースもなかったので、基板に大容量のメモリ(当時は)を搭載して一旦バッファーしバス経由で転送する方式のスロットインタイプのカード型の商品でした。 わずか数秒間の記録時間でしたが、連続した動画像をパソコンに取り込む手段がなかったので、大学や試験所などの研究機関で数多く採用され多数の納入実績ができました。
そのような時代から動画像の画像処理は大きな発展を遂げ、今では自動車の先進安全技術や、自動運転技術、また航空宇宙分野でも位置姿勢制御装置などでもなくてはならない技術となっていますが、ディテクトでも機械や人の体の動きなどを分析するモーションキャプチャーの技術や、水や空気の流れなどを分析する流体解析技術、また高速動体の動き捕捉する高速度カメラの技術などに継続して取り組んでおり、大学や研究機関を中心に着実に実績を積んでおります。
また、研究用途以外でも、ゴルフのインパクトを高速撮影して弾道計算をするゴルフシミュレーターや、精子の動きをとらえて動きを分析する不妊症の解析装置などの医療分野も手がけております。これらの技術をより発展させお客様に喜んでもらい驚いてもらえる商品を開発することがディテクトの目標となっています。
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■ハードもソフトも自社生産
ディテクトは、ハード、ソフトの両方を自社で開発しておりますので、それらを組み合わせ、また、改造改良を加えることでシステムのインテグレートを可能とします。高速カメラは、「運動計測=高速カメラ+運動解析ソフト」の組み合わせで、単なる撮影記録装置ではなく、問題解決の入力ツールとなります。
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■計測というフィールドにおける強み
モーションキャプチャーと言えば海外製ばかりだった時代から、ハードソフト開発能力を最大限活かして光学式の国産モーションキャプチャーを開発、販売してきました。そこで培われた計測技術、特に3次元計測の技術と現場における周辺機器運用や応用は、あらゆる御テーマに対して解を持てる自信となっております。