クレストは全社員がこのLEGACY MARKET INNOVATIONという
経営理念を元に日々の業務に対応しています。
現在は主軸として、B2B向けのサイン&ディスプレイ事業、
そしてB2C向けの他店舗展開をしているインナチュラル事業という2事業を起点にしています。
よく取引先の方々からは、この2事業のシナジーはあるのか?
または何故この2事業を選択しているのか?
という質問をよく聞かれるので、これに対する会社の考え方を述べておきます。
日々世界ではテクノロジーを中心として
多くの新しいビジネスが毎日何千何万と生まれています。
一方で、旧態依然のまま成長が止まってしまう業界も多くあることでしょう。
(旧態依然で、テクノロジー化が進んでいない業界を「LEGACY MARKET」と読んでいます。)
LEGACY MARKETは、いずれ最先端のテクノロジー集団が突然現れ、
これまでのビジネスモデルの慣習を一気にガラリと変えられてしまう、
というリスクに常にさらされています。
例えば、TESLAは彗星のごとく現れ世界中で電気自動車の標準を作りました。
Amazonの登場で売上を落とした店も多いでしょう。
ファッションブランドもレガシーなビジネスから脱却しようと、
ECサイトでの売上獲得に全力で邁進しています。
Monotaroも街の材料屋さんの仕事をリプレイスさせました。
freeeも会計業界の固定概念を変えています。
このようにテクノロジーとLEGACYビジネスの融合は大きな可能性を秘めながらも、
他方LEGACY市場の既存プレイヤーにとってはとても大きなリスクです。
つまり、既存プレイヤーも自らが変革しなければならないのです。
私達クレストが現在参入している2つの市場は、
いずれもLEGACY MARKETであるのは言うまでもありません。
この市場も常に代替え品の脅威にさらされ、あっという間にリプレイスされる日が来ます。
だからこそ、クレストの辿る戦略は以下のフローです。
(1)
まずはその市場に既存のビジネスモデルのプレーヤーとして参入し、
CRMやマーケティングなどのバックサイドの効率を圧倒的に高めるITソリューションを
活用しながら、ドライブをかけて成長し、自社のポジションを築きます。
(2)
業界そのものを導く立場になりながら、業界を牽引するリーダーとして、
代替え品の脅威ではない、ニュースタンダードを生み出し、
市場内に普及させることを行います。
(3)
競争から共創へ。
既存プレイヤーの排除はできるかぎりせず、市場内部での統廃合を検討しながら、
業界人たちへの教育等を行い、LEGACY業界の人材のボトムアップを目指します。
これこそが我々が今後目指すLEGACY MARKET INNOVATIONです。