エンジニアが採用できない3つの原因と解決策【知らなきゃマズイ】

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 「任せたい仕事や案件はたくさんあるのに、エンジニアからの応募が集まらない」「エンジニアからの応募が集まるようにするにはどうしたらいいの?」という採用担当者の方の声をいただくことがあります。

  

じつは、エンジニアを採用できないのには、明確な原因があります。原因があるということは、もちろん解決策も存在します。そこで今回はエンジニア採用において、採用ができない3つの原因と5つの解決策をお伝えします。

 

エンジニアが採用できない理由

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エンジニアを採用できない理由は、大きく分けて3つあります。

エンジニアの数が足りていない
エンジニアの理解ができていない
応募要件が高すぎる

これから、「採用できない理由」を一つずつ見ていきます。

エンジニアの数が足りていないから

1つ目の理由がエンジニアの数が足りていないこと。

 

2019年4月の経済産業省の調査によると、2018年時点で22万人のIT人材が足りていません。2020年には30万人が不足、2025年には36万人が、2030年には45万人のIT人材が不足すると言われています。

 

ITエンジニア人材の需要

 出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)」

 

IT技術が進歩し、企業のIT化が進むことで社内のシステムやWebサービスなどが必要になり、社内のIT人材の需要が高まります。しかし、この需要に対してエンジニアの数が圧倒的に足りていないのが、今の日本の現状です。そのため、少ないエンジニアを多くの企業が取り合う状況になり、採用が難しくなっているのです。

 

他の業界でも「人不足」と言われており、平均的な求人倍率は2.5倍程度です。つまり1人に対して、2.5の求人がある状態です。しかし、IT業界では6.8倍、IT業界の技術職では8.7倍もあると言われており、1人のエンジニアを採用するのに9社近くの会社と争うことになります。

 

こういった背景からエンジニアの採用が難しくなっているのは間違いないでしょう。しかしその一方でこういった状況でもエンジニアを採用できている企業がいることを忘れてはいけません。では、その差は一体何でしょうか。じつは残りの2つが大きく関係しています。

 

エンジニアを理解できていないから

採用できないのは、エンジニアを理解できていないためです。エンジニアへの理解とは『エンジニアの仕事』と『エンジニアの志向性』の2点を理解できていない、ということ。

 

エンジニアの仕事内容が理解できないだけではなく、彼らが転職で何を求めているのか、エンジニアが魅力に感じるポイントを理解できていますか?もしできていなければ求人でエンジニアが魅力に感じるポイントを訴求できません。

 

そうなれば当然、競争が激しいエンジニア採用において競合の求人に負けてしまいます。まずはエンジニアについて正しく理解しない限り採用は難しいということを心得ましょう。

採用要件が高すぎるから

3つ目の理由は、「エンジニアを理解できないから」につながる話ですが、「採用要件が高すぎるから」です。採用要件とは、採用条件のこと。

 

採用要件が高くなりすぎてしまうのは、エンジニアの技術を理解できていないことが原因であることがほとんどです。エンジニアの技術を理解できていないため、本来業務で必要になる求める要件より高いものを設定してしまい、採用すべき人材からの応募を阻害してしまうことになります。

エンジニアを採用するためにやるべき5つのこと

 エンジニアが採用できない理由を3つ説明してきました。厳しい内容だったかもしれません。しかし、当てはまるところがあったとしても改善していけば、魅力的な求人になり、応募が集まりやすくなるので、ご安心ください。そのためにも、ぜひここからの「採用するためにやるべき5つのこと」を参考にしてくださいね。

エンジニア(現場)と会話をし、エンジニアを理解する

先ほどお伝えした通り、エンジニアを理解するには、『エンジニアの仕事』『エンジニアの志向性』への理解が必要です。

 

この2つについて、社内にいるエンジニアとしっかり会話をして理解をすることが大切です。

仕事内容・どのようなシステムを作っているか
・何の言語で作っているのか?その言語の習得は簡単なのか?難しいのか?
・現在のトレンドは何か?
・どんなツールを使っているのか?

 

志向性・今感じている不安はなにか?どんな職場環境が理想なのか?
・どんなキャリアを積んでいきたいのか?プレイヤーでいたいのか、マネジメントをしたいのか?
・どんな人が会社に必要なのか?

 

会話をして上記のようなことへの理解を進めていきましょう。また、社内にエンジニアがいない方は、Webで調べてみる、エンジニア関連の記事を読む、知り合いのエンジニアに話を聞くなどをして理解をすることが大事です。

 

エンジニアの仕事を理解してから、採用要件を決める

さらにエンジニアと会話を進め、普段どのような仕事をしているのか、具体的な業務、技術まで理解していきましょう。

 

仕事内容や技術を理解することで、エンジニアがどのような言語やツールを使っているか分かるようになり、システムを作るのにどのような技術が必要なのかがわかるようになります。


そうすることで、自社にはどんなスキル・経験を持ったエンジニアが足りないのかを整理できるようになり、適切な採用要件を設定できます。

正しい待遇を用意する

エンジニアから見た自社の魅力や、仕事内容、技術について理解し、採用要件を決めたところで、求める要件を満たすエンジニアを採用するために適切な待遇を用意しましょう。

 

「正しい待遇」とは市場の平均以上の給与を提示するということではなく、求職者が転職して実現したいことは何かを理解し、求める条件に合わせて用意する待遇のことです。

たとえば、マネジメントのポジションを用意したとしても、マネジメントに興味がなく、コードが書きたいエンジニアには響きません。

 

求職者が転職先に求める条件を確認し、優先度の高い条件に合わせて待遇を用意する必要があります。

働き方を見直す

働き方の見直しも採用するための重要な要素になります。エンジニアは自由に働くことが文化として根付いています。たとえば、Googleの働き方などは有名ですよね。自由に働く代わりに、高いアウトプットを求める。こういう文化が比較的根付いているので、他の職種と同じような働き方では魅力に感じてもらうことができません

 

リモートワークや在宅勤務、出社時間が自由、仮眠ができるなど、自由に働ける環境を制度として認めていくことが大事になってきます。

給与相場をあげる

エンジニアの年収がどれくらいで設定されているのか、弊社が運営している「人事のミカタ」でもレポートがあります。ぜひ、参考にしてみてください。

 

転職者の賃金相場レポート[最新版]

出典:人事のミカタ 転職者の賃金相場レポート

 

他にも求める要件のエンジニアがどれくらいの給与設定なのか、求人サービス上に給与が記載されているので他社の求人を見て、給与を参考にすることも可能です。

 

エンジニアを求める企業が多い分、他の職種よりも高い給与で採用する必要があるでしょう。もし市場より低い給与になりそうな場合は、他にどんな点を訴求できるか考えていきましょう。

 

en-gage.net

 

エンジニアのよくある退職理由

エンジニアの転職理由をまとめます。

 

転職理由を知ると同時に、自社が「よくある転職理由」に該当する状況になっていないか確認してみましょう。もし該当するようであれば、ぜひ改善できないか検討してみてください。

サービス残業が多い

『働き方を見直す』でもお伝えした通り、自由な環境で働くことを望み、成果主義が多いため、労働時間を強いるような働き方はエンジニアのカルチャーに合っていません。そのため、「サービス残業」が多い環境だと、転職を考えるようになる懸念があります。

 

サービス残業があるかどうかは、面接では聞きにくいもの。そのため、勤怠の管理は適切に正しく行っていること、自由に働ける環境があることを伝えると、求職者の信頼獲得に繋がります。

現場で理不尽な要求が多い

急な仕様変更や追加作業、納期や品質を無視した要望など、理不尽な要求をされることがあります。急な仕様変更があっても納期や費用も変わらないなど、理不尽な要求が続くと働き続ける意欲が低くなってしまいます。

 

また、理不尽な要求に対応していると、それに合わせて労働時間も増えるという悪循環が起きてしまい、退職につながってしまいますので、注意が必要です。

客先を転々として、スキルが身につかない

事業会社のエンジニアではなく、客先常駐型のエンジニアに多い悩みですが、常駐先が変わるだけであって、関わる技術、業務が変わらないと、スキルが身につかず、成長実感がないため退職につながりやすくなります。

 

このような理由で転職を検討しているエンジニアには、本人の意向も考慮した上でプロジェクトが決まることや、プロジェクト実績などを示しことをはじめ、定期的に勉強会がありスキルが身につく、成長を感じられる環境であることを伝えましょう。

作ったものが誰に役立っているか実感が持てない

これも事業会社のエンジニアではなく、客先常駐型のエンジニアに多い悩みです。誰がどんな理由で使っているのか、またそれが役に立っているのかわからない仕事が多いと、やりがいを感じることができず、転職に繋がりやすくなります。

 

自分の仕事によってどんな成果が生まれたのか、ビジネスサイドからのフィードバックがないと、成長実感がなくなってしまうので、成果が見える環境であることを伝えましょう。

上流工程の仕事ができない、キャリアアップできない

上流工程の仕事をしたいエンジニアにとって、いつまでも上流工程の仕事ができない環境は退職につながってしまいます。

 

2次請け、3次請けでプロジェクトに入ることがあっても、顧客とコミュニケーションを取れる、要件定義をする際に一緒に進められるなど、上流工程の仕事ができる環境であり、スキルを身につけられる環境であることをしっかり伝えることが大切です。

安請け合いで、現場が炎上

クライアントからの要望が簡単に思えて、安請け合いをしてしまった経験はないでしょうか?プロジェクトはスケジュールに沿って進むため、どうしても急な追加作業やイレギュラーの対応にはすぐに取りかかれないことがあったり、慎重に進めたりすることがあります。

 

安請け合いをして、現場が炎上し収拾がつかなくなってしまうとエンジニアからの信頼がなくなってしまい、退職につながりやすくなってしまいます。

 

エンジニアの悩みを解決できる魅力を探ろう

ここまで、エンジニアが採用できない理由やその改善策、エンジニアの転職理由を整理してきました。現状に不満があり、転職を考えているエンジニアに対して、自社の魅力を整理してどのように伝えれば良いかイメージできたでしょうか?

 

もし、すぐにでも改善して求人を出したい、応募を集めたいと思ったら、無料の採用支援サービス、engage(エンゲージ)に今から求人を出しませんか?

 

 

無料で求人掲載できる、engage(エンゲージ)は何ができるの?


engage(エンゲージ)は無料で使える採用支援ツール。現在、40万社以上が導入しているサービスです。運営会社は、東証一部上場企業のエン・ジャパン。そのため、安心して利用できます。

 

engage(エンゲージ)をオススメするのには、いくつもの理由があります。

無料で採用サイトが作れる

engage(エンゲージ)は無料で採用サイトを作ることができます。

 

制作会社に制作の依頼する場合、どんなに安くても10万円程度は必要になり、コンテンツ次第では100万円を超すことも少なくありません。しかしengage(エンゲージ)は無料。engage(エンゲージ)は、採用コストの削減につながります。

 

また、制作会社に依頼すると完成まで数ヶ月、長いと半年近くかかることも。しかし、engage(エンゲージ)であれば、あらかじめコンテンツのフォーマットが用意されており、自由に画像を選んで、テキストを入力するだけであっという間に完成。作成時間は10分ほどで完成。特別な知識は必要ありません。すぐに作ることができます。

無料で求人が作れる

engage(エンゲージ)は、採用サイト上で求人を無料で作成、掲載することが可能です。求人も、採用サイト同様に簡単に作成できるようになっています。下記の画像のようなフォーマットになっているので、必要な項目を入力することで作成可能です。

 

engage求人作成画面

 

一般的に、求人サイトなどに求人を掲載するには、数万円~数十万円はかかりますが、採用活動に予算を割けない企業も少なくないと思います。engage(エンゲージ)であれば無料で求人を作成し、掲載できます。

無料で他の求人サービスに掲載される

また、engage(エンゲージ)で作成した求人は、テレビCMでおなじみの『indeed』や『Google しごと検索』、『求人ボックス』といった、他の求人サービスにも自動で掲載されます。

 

他の求人サービスにも掲載されることで、求人の露出度が上がり、多くの求職者の目に留まり、求職者からの応募を期待できます。

無料でエン転職の会員にDM(ダイレクトメッセージ)が送れる

さらに、engage(エンゲージ)は日本最大級の会員数である会員数800万人以上を誇る「エン転職」とも連携していて、エン転職の会員に対して、DM(ダイレクトメッセージ)を無料で送ることができます。

 

「DM(ダイレクトメッセージ)」とは企業が求めている人材に対して、直接アプローチできるサービスです。直接アプローチができるので、効率よく応募を見込めます。

 

DM(ダイレクトメッセージ)は週に10通の制限がありますが、毎週送れば月に40人に求人を必ず届けることが可能です。無料で求職者に直接DM(ダイレクトメッセージ)を送ることで、求める人材の採用に繋がります

無料で応募者とやり取りできる

もちろん、求人を見て応募してくれた求職者とのメッセージのやり取りも、engage(エンゲージ)の応募管理画面を利用して無料で行うことが可能です。

 

応募者は一覧で表示され、「選考中」や「採用」など選考状況もひと目でわかるようになっています。

 

en-gage.net

 

まとめ

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エンジニアの採用は、決して簡単ではありません。しかし、エンジニアの技術や仕事を理解し、何を魅力に感じて働いているのかエンジニアの理解をするだけで、自ずとアピールすることも定まり、応募が集まりやすくなります

 

お金をかけて求人を出すのが心配であれば、まずは無料で求人が掲載できるengage(エンゲージ)を利用してみてください。求人の作成から、DM(ダイレクトメッセージ)送付、応募者とのやり取りも全て無料でご利用いただけるので、リスクはありません。

 

利用してみて、合わないと思ったらすぐに退会もできるので、まずはお気軽に登録してみてください。きっと貴社の採用活動が前に進むはずです。

 

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採用ガイド編集部

engage採用ガイド編集部は、人材業界で長く活躍している複数のメンバーで構成されています。人材業界で営業や求人広告ライターなどを経験したメンバーが、それぞれの得意領域を担当し、専門的な知識に基づき執筆を行っています。

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