通年採用とは|新卒で増加する理由とメリット・デメリット

/

「新卒の通年採用」という言葉、近年、新聞やニュースで耳にするようになりました。しかし、自社では中途採用しかしておらず、従来の新卒採用とイマイチ何が違うかわからない…という経営者や人事担当者の声も。そこで今回は、「通年採用」について詳しく解説します。

 

この記事を読めば通年採用がどのようなものなのか分かるだけでなく、採用活動をより柔軟に行なうことができ、多様な人材にアプローチできるようになるはずです。通年採用の理解を深め、自社の採用活動にお役立てください。

 

CHECK!

記事を読まずに無料で求人掲載したい方は、engage(エンゲージ)に無料登録を。Indeedをはじめ、LINEキャリア、求人ボックス、Google しごと検索、Yahoo!しごと検索で求人掲載ができるようになります。engage(エンゲージ)は、24万社以上が利用する国内NO.1の採用支援ツールですので、安心してご利用いただけます。

※求人サービスへの掲載は各社の掲載基準を満たす必要があります。

 

  

通年採用とは

/

通年採用とは、1年を通して、企業が自社のタイミングで行なう新卒・中途の採用活動のことを指します。特に新卒においては、就職活動の時期が決まっている従来の一括型採用との対比で使われることが多く、「新卒の通年採用」と言われます。

 

通年採用は、外資系企業などでは一般的でしたが、近年、大手のソニー、ファーストリテイリングなどが、優秀な学生採用のため通年採用を取り入れたことが話題になりました。また、インターネット系のベンチャー企業でも、通年採用を実施する企業が増加しています。

通年採用と一括採用の違い

/

新卒の通年採用と、一括採用の一番の違いは、前述のように「採用期間」です。通年採用が1年を通して自由なタイミングで採用選考を実施するのに対し、一括採用の際は他社と足並みを揃えて、決まったタイミングで選考を開始する、という違いがあります。

 

また、通年採用では、採用選考の実施時期がバラバラなため、採用人数や入社時期も分散します。そのため、人事担当者の忙しい時期が分散したり、応募者数が多くなると急に忙しくなることも。

 

一方、一括採用では、大勢の学生を一気に選考するため、多くの新入社員を同時に受け入れることができます。そのため、人事担当者にとっては多くの学生の中から、自社に合う人材を効率的に選考することができますが、その分、選考期間は圧倒的に忙しくなるという事態も起こります。

通年採用が広まる背景

/

大手のソニーや、ファーストリテイリングが自社の採用に取り入れるなど、日本の企業に新卒の通年採用が広まっています。その背景には、「就活ルールの形骸化」が挙げられます。ご存知の方も多いかと思いますが、新卒採用は学生の学業時間確保などを理由に、選考開始時期が決まっていました。

 

いわゆる「就職協定」「就活ルール」とも呼ばれる、企業側と大学側で決めたルール。しかし近年では、就活ルールに参加しない企業が、早い時期に新卒採用を実施したり、インターンシップで学生を囲い込むなど、実質的に就活の早期化が止まらない状況でした。

 

結果、ルールを守る企業が、優秀な学生と出会う機会を損失する羽目に。こういった背景からルールに乗らず、通年採用を宣言する企業が広まり始めました。

経団連も通年採用に合意 

2018年10月、経団連がこれまで主導してきた「就活ルールの廃止」を発表しました。日本独自の商慣習とも言われたこの横並びの就活ルール廃止宣言は、記憶に新しいニュースだと思います。

 

さらに、2019年4月、経団連と大学側での協議の結果、通年採用を拡大することを合意。これまでの春季一括採用に加えて、在学中に専門分野の勉強やインターンを経験した学生の卒業後の選考や、海外留学した学生を時期にとらわれず選考するなど、複線型の採用活動の推進を発表しました。

 

適用は2021年卒業の学生から。一括型採用を継続する企業が圧倒的に多い状況ではありますが、多様な採用活動を実施する企業が増えていくことが想定されています。

 

一方で企業には事前に情報をきちんと提示することが求められています。企業はネガティブな面も含め情報を出し、求職者はネガティブな面も含め理解した上で入社を決める。そうすることで、入社後のミスマッチは防げそうです。

通年採用のメリット

/

ここまで、通年採用の概要や、通年採用が広まる背景について解説してきました。では、通年採用を導入すると、どんなメリットがあるのか。企業のメリットと学生のメリットに分けてご紹介します。

企業側のメリット

①年間を通して人を採用することができる

通年採用を導入することで、一年の特定のタイミングでの採用や入社ではなく、いつでも人を採用し、入社させることができます。春入社、秋入社といったタイミングまで待つことなく、毎月好きなタイミングで社員を入社させることが可能です。

 

②留学経験者・外国人などにもアプローチできる

採用の門戸を一年中開けておくことで、既存の就活ルールでは、選考時期が合わなかった9月卒業の留学経験者や外国人の採用にも対応できます。や多様性にもつながるかもしれません。

 

③余裕をもって選考ができる

一括採用のように、1日に何10人と選考することや、競合他社の選考状況を気にして、早く選考結果を出すことなく、余裕を持って選考ができます。学生の能力や考え方を慎重に見極めることで、ミスマッチの低下につながるでしょう。

学生側のメリット

①余裕を持った就職活動ができる
企業への応募期間が限定されていないため、大学の試験期間など忙しい時期を避けたり、複数の企業に無理やりエントリーする必要もないため、余裕をもって応募や面接に進むことができます。


②エントリーできる企業が増える
エントリーする企業を取捨選択することなく、応募を受け付けている企業であれば、期間をずらして全てエントリーすることも可能になります。結果的に、エントリーできる企業は増加します。

通年採用のデメリット

メリットがある一方、通年採用にはデメリットも存在します。どんなデメリットがあるのか見ていきましょう。

企業側のデメリット

①採用コストがかさんでしまう
通年採用を導入すると、結果的に選考の長期化につながり、採用コストがかさんでしまう可能性があります。求人の掲載費用や、地方説明会への出張費、また入社時期がばらばらになり、何度も入社研修をすることで、人事部の人件費ふくめ全体的にコストがふくらみます。

 

 

②応募者の志望度が高くなくなる
応募期限が定まっている一括採用と、いつでも応募できる通年採用の場合、一括採用を優先される可能性があります。そのため、通年採用の企業を同時に受験している応募者の志望度が高くなくなるという場合も。

学生側のデメリット

①採用枠が狭くなる
たとえば一括採用の場合、春に入社する採用者の枠は20人と決められますが、通年採用の場合は、入社数が分散するため、毎月の採用枠が1人か2人と、学生にとっては採用枠狭くなることがあります。

 

②中途採用と同じ土俵に立つことになる
既卒3年以内の人を、新卒として採用するという会社もある通年採用。第二新卒と呼ばれる若手の中途採用の場合、ほぼ同じスキルや経験となり、同じ土俵に立っての選考になります。

 

通年採用を実施している企業

/

通年採用を実施している企業は、どのような募集をしているか、参考にしてみましょう。

ソニー

◇既卒3年までを新卒対象にするソニー
すでに新卒採用においては、通年採用を実施するソニー。在学中の学生および卒業後3年未満の方を採用対象(就業経験の有無不問)として、年間を通して門戸を開いています。
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/Jobs/newgrads/info/requirements.html

富士通

◇既卒でも、新卒予定者と同じ枠組みによる採用希望者を採用
既卒でも新卒枠での採用を希望する人には、職歴不問で門戸を開く富士通。自由度の高い就職活動を可能にするという宣言通り、留学生などにも通年採用をアピール。
https://www.fujitsu.com/jp/microsite/employment/newgraduate/information/essential-points/index.html

メルカリ

◇国籍や学歴(学年、学部、学科)など一切不問で通年採用を実施
フリマアプリ「メルカリ」の企画・開発を行なうネットベンチャー、メルカリ社。創業初期から海外展開を活発に行ない、多様な人材の通年採用を進めています。

https://careers.mercari.com/jp/search-jobs?dep=student-recruitment

ファーストリテイリンググループ

◇どの学年からも応募可能。大学1、2年生も歓迎。再チャレンジも可能
言わずと知れた「ユニクロ」のファーストリテイリング。学年不問で応募が可能。大学1、2年生でも応募を歓迎している点でユニーク。また、一度落ちてしまったとしても再受験ができるルールもあります。

https://www.fastretailing.com/employment/ja/fastretailing/jp/graduate/recruit/allyear/

ソフトバンク 

◇入社時30歳未満の新卒/既卒/就業者なら新卒採用枠

入社時期は、4月・7月・10月と年3回に限定しているものの、採用選考は通年。また入社する時点で30歳であれば「新卒採用枠」とするソフトバンク。「ユニバーサル採用」と銘打ち、意欲のある人材に広く門戸を開いています。

http://recruit.softbank.jp/graduate/recruit/universal/

楽天

◇2015年からエンジニア職の通年採用を実施
毎月入社が可能、職種別採用&入社前に配属先決定、入社時給与は一律ではなく能力によって決定と、ほぼ中途入社と同等のメリットを打ち出しています。

https://corp.rakuten.co.jp/careers/graduates/recruit_engineer/

通年採用を成功させるためのポイント

/

通年採用を成功させるためのポイントをご紹介します。

採用サイトでの集客

採用サイトからの集客、つまり採用サイト経由での応募者数の増加が重要です。通年採用の場合、一括採用のような大手ナビサイトが存在しないため、応募者は自社の採用サイトから集める必要があります。情報だけの採用サイトではなく、応募ができる機能が必須になります。

 

 

採用エリアの拡大

東京、大阪といった大都市圏や国内と採用エリアを限定せず、より拡大していくことも大事なポイント。地方の国公立大学生や、海外大学に留学している大学生など、幅広く通年採用を告知していくことで応募者が増加します。

HRテックの導入

HRテックとは、テクノロジーを使って、採用業務を始めとした人事部門の仕事を効率化するサービスの総称です。例えば、インターネットをつなげて、オンラインで面接を行なうサービスや、応募者管理を一元管理できるサービスなど、息の長い通年採用を効率的、かつ比較的安価に活用しましょう。

 

 

求人の露出を増やす

ナビサイトがないため、求人の露出を増やすことが難しい通年採用。採用コストがふんだんに使える企業でもあればYahoo!をはじめとしたポータルサイト等にバナーを出稿し、求人の露出を増やしたり、SNS上に広告を貼り露出を増やしましょう。


しかし、ほとんどの企業ではそんな余裕はないため、社員への協力を仰ぎ、SNS上で拡散してもらったり、無料の求人サービスを使い、露出を増やしましょう。

受け入れ体制の整備

応募してくる学生の受け入れ体制を整備することも大切です。一括採用と比較して、バラバラと応募してくるため、面接を担当できる社員の数を増やしておいたり、誰が担当してもばらつきが起きないよう教育研修を実施しましょう。


また、入社後も研修がまとめてできないため、入社月の一部固定や、中途入社者との合同研修など、先も見据えた受け入れ体制の整備が大事です。

 まとめ

/

就活ルールの廃止に伴い、通年採用をはじめとした多様な採用活動が求められる時代が始まります。ここを理解しているかどうかによって、採用活動の動き方は大きく変わってくるでしょう。常に求める人材を確保するためには、採用サイトを用意し、求人を掲載し、通年採用をすることが欠かせません。

 

今後さらに採用難易度が上がっていくことが予想されますので、この記事を理解し、貴社の採用活動に活かしていただければと思います。

通年採用をはじめるための無料の採用ツールengage(エンゲージ)

engage(エンゲージ)

通年採用をはじめるための、無料の採用ツール「engage(エンゲージ)」をご紹介します。

engage(エンゲージ)とは

engage(エンゲージ)は、総合人材サービスを手がけるエン・ジャパン株式会社が新しく開発した採用支援ツールです。エン・ジャパンは会員数780万以上を抱える『エン転職』などを運営しており、これまで培ってきた採用のノウハウがengage(エンゲージ)には詰め込まれています。

なぜengage(エンゲージ)が通年採用に向いているのか

/

 なぜengage(エンゲージ)が通年採用に向いているのか、理由は4つ挙げられます。

無料で採用サイトが作れるから

これまで新卒の採用サイトをつくる際は、制作会社に依頼をされていた企業も多いかと思います。制作期間が数ヶ月かかってしまったり、制作費用は安く見積もっても数十万円ほど。社員紹介や応募フォームを作ると、数百万円かかってしまうことも。

 

さらに作って終わりではなく、修正・更新が必要になれば逐次修正費が数万円重なってしまう…なんてことも。なかなか使い勝手が悪い状況にありました。

 

一方、engage(エンゲージ)は採用サイトを自力で、カンタンに、しかも無料で作れます。専門知識は一切必要ありません。用意されたデザインテンプレートを選んで、画像、テキストを入力していけば、5分ほどで採用サイトが完成します。

 

「通年採用を始めて、採用サイトを作りたいけど、費用がなくて…」という企業にとって、非常にありがたい機能ではないでしょうか。

無料で求人を掲載できるから

2つめは無料で求人を作成し、掲載できることです。上記でつくった採用サイトのなかで求人を無料で掲載できます。これまで一般的だった求人広告ですと掲載するのに数万円~数十万円かかりますが、engage(エンゲージ)であれば無料です。

 

また、求人作成も難しい作業は不要。下記のように求人作成画面から、あらかじめ用意されたフォーマットに従って入力し、選択していけば、あっという間に求人が完成します。

無料で求人の露出をあげられるから

つくった求人は自動で他の求人サービスにも掲載されます。たとえば、今利用者が急増中のIndeedをはじめ、Google しごと検索、Yahoo!しごと検索、求人ボックス、LINEキャリアにも対応。

 

複数の求人サイトに掲載されることで、求人の露出度がグッとあがるので、応募にも期待できるというわけ。これらもすべて無料です。

 無料でスカウトメールを送れるから

無料でスカウトメールを送ることができるのも、特徴の一つ。スカウトメールとは、企業側から条件に合う求職者へ直接アプローチメールを送れるサービスです。

 

engage(エンゲージ)では会員数780万人以上を抱える『エン転職』のユーザーに向けてスカウトメールを送ることが可能。条件を絞って採用したい人材にメールを送って応募を促すことができるので、さらに応募に期待ができます。こちらも無料で行なえるサービスです。 

 

無料で求人掲載できるengage(エンゲージ)を使って、通年採用を始めませんか。無料ですのでリスクはありません。気に入らなければすぐに退会もできます。すでに24万社が導入している採用支援ツールを、この機会にご利用ください。