チームビルディングとは?目標達成できるチームになるために必要なことを解説!

f:id:enjapan_engage:20211101144815j:plain

複数の人間が「チーム」となって動く際、よく用いられるのが「チームワーク」という言葉。メンバーが一丸となり協力し合って物事に取り組むことを指す用語として、ビジネス以外の場面で耳にすることも多いでしょう。

 

では、「チームビルディング」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。あまり馴染みがない方も多いと思われるこの「チームビルディング」ですが、ビジネスにおいては目標達成できる組織づくりに大きなヒントをもたらしてくれる概念なのです。この記事では、「チームビルディング」とは何なのか、どんなメリットがあるのかといった基本的な情報から、実際にビジネスに取り入れる場合の方法や手順といった実践的な内容まで詳しく解説していきます。

 

CHECK!

採用でお困りではないですか?

 

無料で求人を掲載したい方は、engage(エンゲージ)に無料登録を。Indeedをはじめ、求人ボックス、Googleしごと検索などの求人サービスにも自動で掲載されます各社の掲載条件を満たした場合

 

engage(エンゲージ)の導入社数は、40万社を突破。東証一部上場のエン・ジャパンが手掛けるサービスですので、安心して利用いただけます。(無料)

 

チームビルディングとは?

チームビルディングとは、簡単に言うと、目標達成させるためのチーム作りです。チームの目標を達成させるためには、チームメンバー一人ひとりが、能力を発揮することが不可欠ですよね。Aさん、Bさん、Cさんの強み、スキル、経験をどのように活かして、目標を達成させていくか。こうしたことを考えながらチームを作っていくのが、チームビルディングです。

 

この概念について知るうえでまず理解しておきたいのは、「チーム」とは共通の目的に向かって活動を行なう集団のことを指す言葉である点です。チームの存在意義は、その「共通の目的」の達成にあると考えることができます。スポーツであれば優勝すること、ビジネスでいえば売上1億円を実現するなどが挙げられます。ただし、単に優秀なメンバーを揃えただけでは、そのチームは目的を達成できるとは限りません。そのため、目的達成に向けて全てのメンバーが実力を発揮できるよう、チームを作り上げていき、目標達成できるように動いていくことが必要です。

en-gage.net

「チームワーク」と異なる点

「チームワーク」と「チームビルディング」の違い

チームビルディングによく似た言葉として「チームワーク」という言葉が存在しますが全く異なるものです。よく「チームワークが良い」という使い方をしますが、チームメンバー同士が連携・団結して協力や助け合いをし合うことを指しています。その一方で、チームビルディングは団結というよりも、メンバーのパフォーマンスの最大化を実現する取り組みやチーム作りを指しています。チームメンバーのみんなが同じスキル・経験を持っているわけではありません。それぞれ得意・不得意を考慮したうえで達成できるチームを構築していくのが、チームビルディングといえるでしょう。

チームビルディングの必要性について

各分野で優秀な人材を集めても「良いチーム」は生まれません。その理由は、多くの場合、一人ひとりのパフォーマンスを発揮できる環境が整っていないことにあります。前述したように人には得手・不得手がありますし、スキルや強みも異なります。こうしたことを考慮せずにチーム運営をしてしまうと、チームを構成するメンバーが実力を発揮できないことに。本当に実力を発揮できるか否かは、そのチーム内の人間関係や役割分担によっても決まってくるのです。

 

そのため、立場や担当分野が異なるメンバーでチームを結成する場合には、「チームビルディング」をいかに行なうかが結果を大きく左右することになります。チームビルディングはメンバー個人に対してだけでなく、チームそのものの活動にとっても重要な取り組みなのです。

チームビルディングの効果

チームビルディングをすることで得られる効果について紹介していきます。

パフォーマンスを向上させ、チームの成果を最大化できる

チームビルディングは、メンバー一人ひとりのパフォーマンスを最大限に発揮できるようなチーム作りをすること。自分の強みや得意なことを活かせる環境づくりをすれば、一人ひとりのパフォーマンスは向上します。こうして一人ひとりのパフォーマンスが上がれば、結果としてチームの成果を大きくしていくことができます。これこそ、チームビルディングで得られる最大の効果なのです。

チームメンバーのスキルを向上させる

チームビルディングによってメンバーが自分のスキルを発揮し、パフォーマンスが上がるようになると、そのスキルはさらに磨かれ、向上していきます。また、一度成長したスキルは、チームが解散したからといってなくなるものではありません。そのため、チームの中で個人のスキルを伸ばすことは、そのメンバーのその後のキャリアにもプラスの影響を及ぼすことになりますし、別のチームに入った時にも活かすことができます。会社は個人のスキル・強みなどによって成り立っているので、一人ひとりのスキルが向上することは会社の成長にも影響します。

チーム内の関係性が良くなる

チームを構成するメンバー全員がその実力を存分に出せるようになれば、一人ひとりが自分の役割を認識できるようになり、より強固なチームになっていくでしょう。役割を理解しているからこそフラットに話すことができるようになり、自然とチーム内の雰囲気も良いものになっていくこと想定されます。たとえば、誰かの足を引っ張って自分が成果を出そうとする行為。これはチームビルディングができていないから起きる状態と言えます。自分の実力を発揮できる環境があり、自分の役割を認識できていれば、チームのために動けるはずです。

チームビルディングを実践する方法

チームビルディングの実践方法

ここからは、そんなチームビルディングにあたって行なうべき取り組みを紹介していきます。

チームの目標設定

まずは、チームの目標を設定することが大事です。たとえば、営業なら「目標売上月●万円」などになるでしょう。または、もう一つ抽象化すると「〇〇でシェアNO.1になる」などが挙げられます。チームの目標が決まったら、次はその実現に向けて各メンバーの目標も決めていきます。売上目標の場合であれば個人の能力や経験に合わせて、Aさんは〇万円、Bさんは〇万円、Cさんは〇万円という具合に分けていきます。

メンバーに対する理解を深める

チームビルディングで大切なのは一人ひとりに役割をもってもらうこと。しかし、役割を割り振る場合、メンバーのことを理解できていなければ、どのような役割が適切か判断できません。そのため、メンバーを理解することが不可欠。メンバーのキャリア観、強み・弱み、これまでの経験、スキルなどを把握するために、毎週時間をとり、メンバーから話を聞く。こうした取り組みを行うことで、適切な判断ができるようになります。

en-gage.net

メンバー一人ひとりに役割をもたせる

売上をあげるとしても、新人もいればベテランもいますし、それぞれ得意・不得意があるのが組織です。そのため、個々の目標を追いながらも新人の育成を担う役割や、ハイプレイヤーとして売上を大きくあげる役割、ベテランであれば顧客の業界ごとの攻略方法について勉強会を開催して共有する役割、チームのNo.2としてチーム運営を支える役割など、様々な役割があります。メンバーの特徴を把握したうえで的確な分担をすることで、個々のパフォーマンスが発揮され、チームに欠かせない存在になっていきます。

チームメンバー同士が認め合うカルチャーをつくる

異なるスキルや特性を持つ者同士が同じチームで実力を発揮し合うためには、チーム内に「お互いの価値観を認め合う雰囲気」が形成されていなければなりません。また、何らかの問題が起きた時に備え、メンバーが互いのピンチをフォローし合える体制を作っておくことも大切です。これらの取り組みを通じて、「他のメンバーも自分のやっていること・やろうとしていることを応援してくれている」という実感が各メンバーに生まれれば、普段の業務に対する意識も自然と高まることでしょう。

チービルディングを成功に導くためのポイント

チームビルディングを成功に導くポイント

これまで紹介してきたチームビルディングの方法を実施する際には、意識しておきたい点や注意しておくべき点が存在します。ここで解説するのは、そんなチームビルディングの成功を左右するポイントです。

なぜそれをやるのか、目指すのか共有する

チームの目的を決める際に重要なのが、その目的を達成する「意義」を明確にしておくことです。「なぜ自分たちがその目的を達成しなければならないのか」という理由が曖昧なままだと、達成に向けたモチベーションが薄れ、チームがバラバラになってしまう可能性もあります。よって、チームの結束力を高めるためにも、目的を共有する際は必ず「取り組むべき理由」を添えることが大切です。会社ですので、売上〇万円という現実的な目標もあるでしょう。それでも、なぜこの売上を目標にするのかについて考えると、その先に組織の目指すべき姿があるはず。それを説明すれば、納得感を得られやすくなるでしょう。

心理的安全性を確保する

チームがメンバーによって快適な環境になるか否かは、「誰もが意見を言い合える」という心理的安全性が確保されているかどうかに大きく左右されます。たとえ立場や年次が下のメンバーであってもしっかりと意見に耳を傾けてくれるチームだと分かれば、メンバーたちは安心してよりのびのびと活躍できるでしょう。また、そうした風通しの良さは、メンバーの「チームに貢献したい」「もっといい結果を出したい」といった意欲を喚起する上でも効果を発揮するはずです。

失敗を責めずに、チャレンジを推奨する

意見の言いやすい風通しの良い組織に加えて必要なのが、「チャレンジを後押ししてくれる」雰囲気の形成です。チームが成果を最大化させるためには、時に前例のない方法が要求される場合もあります。しかし、失敗をそのつど責められるような環境では、人は誰しも挑戦を怖がってしまいます。そのため、いざという時に現状を打ち破る斬新な策を出せるよう、前もって「チャレンジを歓迎し、その過程で生まれる失敗に関しては深く追求しない」という風土をチームに根づかせておくことが重要となります。

強制しすぎ・放任しすぎはNG

チーム内の全員が実力を存分に発揮するためには、それぞれが「主体性」を持って自らの仕事に取り組むことが欠かせません。そのためチームビルディングを行なう上で避けるべきなのは、メンバーに対して目標を「押しつけて」しまうことです。

 

他人から強制された目標だけに追われていると、自分の能力にまで意識が向かず、結果として本来の実力を出すことが難しくなってしまいます。そのため、目標設定を行なう際は、その達成を目指すメンバー自身の意見も柔軟に取り入れていくことが望ましいでしょう。

 

その一方で、あまりにも全てのことをメンバー任せにしてしまうと、逆に余計な業務で時間が圧迫され、各メンバーが「何をすべきか」を見失ってチームが機能不全に陥ってしまう可能性もあります。これらのことから分かる通り、チームビルディングの際はリーダーがメンバーに向けて「適切な距離感で」ビジョンを示すようにしましょう。

人材を育て、成果をより大きなものにすることが大事

チームビルディングの効果をより良いものにする重要なポイントは、「人材を育てる」こと。現状の実力を最大限発揮させることももちろん大切ですが、そこに「どのように仕事を任せればさらにスキルを伸ばせるのか」という観点が加われば、より優れた成果を出すことも可能になるでしょう。会社にとって人材は重要な経営資源です。人材の活かし方で成果は大きく変わりますし、会社の成長度合いも変わります。改めて人材を育てることの重要性を理解していただければと幸いです。

 

CHECK!

採用でお困りではないですか?

 

無料で求人を掲載したい方は、engage(エンゲージ)に無料登録を。Indeedをはじめ、求人ボックス、Googleしごと検索などの求人サービスにも自動で掲載されます各社の掲載条件を満たした場合

 

engage(エンゲージ)の導入社数は、40万社を突破。東証一部上場のエン・ジャパンが手掛けるサービスですので、安心して利用いただけます。(無料)

 

engage

採用ガイド編集部

engage採用ガイド編集部は、人材業界で長く活躍している複数のメンバーで構成されています。人材業界で営業や求人広告ライターなどを経験したメンバーが、それぞれの得意領域を担当し、専門的な知識に基づき執筆を行っています。

engage採用ガイド編集部は「採用に悩む経営者・人事担当者の頼れる相談先」としてこれからも日々情報をお届けしていきます。 ※engage採用ガイドはエン・ジャパン株式会社が運営している情報サイトです。