従業員のスキルアップを実現する方法は?組織力を上げる重要性も解説

会社の成長を支えているのは、人材です。したがって、従業員一人ひとりの能力を高めないことには、商品やサービスのクオリティを高めていくことは難しいでしょう。そうはいうものの、スキルアップを従業員にただ任せておけば良いのかというと、それも難しいはず。会社としてサポートしながら、能力開発していくことが不可欠です。

 

また、従業員一人ひとりがモチベーション高く、スキルアップに取り組んでいくカルチャーをつくっていくことも重要になっていくでしょう。そこで本記事では、スキルアップによるメリットや進め方について詳しく解説。人材を通じて会社を成長させたい方は、ぜひご覧ください。

 

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従業員一人ひとりのスキルアップが必要な理由

改めて、従業員のスキルアップがなぜ必要なのかについて説明していきます。主な理由として、下記の2つが挙げられます。次節で詳細に見ていきましょう。

  • 企業として持続的に成長していくため
  • 従業員一人ひとりに働きがいをもってもらうため
会社として持続的に成長していくため

会社は、事業の持続的成長を目指しています。テクノロジーの進化のスピードが速い昨今では、事業成長のために今まで以上に変化をし続ける必要性が出ています。昨年と同じことを続けていると、事業がうまくいかなる場合もあり得るでしょう。会社を成長させていくためには、従業員の成長が欠かせません。経営資源である「人」を、有効に活用できるかどうかに依存すると言っても良いでしょう。

 

従業員のレベルが昨年よりも上がれば、その分生産性が高まります。逆に、従業員が成長しなければ、昨年と同じ、または停滞してしまう可能性も。従業員を採用して終わりではなく、入社後に長く活躍してもらうために、スキルを磨き、成長してもらわなければなりません。

従業員一人ひとりに働きがいをもってもらうため

従業員の立場で考えても、スキルアップできる環境はプラスに働きます。昨今、終身雇用は崩壊しつつあり、一つの会社で定年まで勤めあげるという価値観は徐々に希薄化。転職するのは当たり前になり、人材の流動性は高まっています。こうしたときに重要になっているのが、自分の市場価値。終身雇用の際は転職する必要がないので、市場価値を意識する必要はありませんでした。

 

しかし、転職が当たり前になっている時代では、自分がどれだけのスキルを持ち、どれだけ能力があるのか、またほかの会社で評価されるほどの能力があるのかについては気になる部分。終身雇用が当たり前ではなくなっている今の時代においては、スキルがつかない環境に不安を感じる人が増えているのです。そのため、企業で長く働いてもらうためには、スキルアップできる環境を用意する必要が出てきたのです。

 

スキルアップができる環境であれば、新しいことを学び、自分の価値が高まっていくことに充実感を感じてもらえるはず。さらには、働き甲斐をもってもらうことも期待できます。しかし、こうした環境を十分に用意できないと、自身の成長を感じられず、最悪の場合退職につながるケースも。会社として優秀な人材に長く活躍してもらうためにも、スキルアップできる環境を用意することが、これまでにも増して重要になっています。

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従業員一人ひとりをスキルアップさせるためのポイント

それでは従業員のスキルアップに向けた取り組みを進める場合に、どのようなポイントに気をつけるべきなのか、詳しく解説していきます。スキルアップというと、外部研修などをイメージすることが多いかもしれませんが、業務を通じてスキルアップすることも大事。もちろん、研修も有効的です。

 

しかし、座学で学んだとしても業務でアウトプットの機会がなければ、いずれ忘れてしまうでしょう。実務で活かす必要があるからこそ、必死になってスキルを高めていくし、実際にスキルが身ついていく。こうした環境を整備することも重要なのです。それでは、具体的にスキルアップのポイントを説明していきます。

頑張った人が正当に評価される実力主義の評価制度に変える

年功序列の評価制度よりも、実力主義の評価制度のほうが、従業員のスキルアップに対するモチベーションは高まるでしょう。年功序列であれば、スキルアップをしなくと、給与が上がっていく可能性があります。そうなれば、スキルアップに対するモチベーションは上がりにくいのは一般的な感覚ではないでしょうか。

 

スキルアップした分だけ仕事の成果があがり、評価されて給与が上がる、ないしは仕事の幅が広がっていく。こうした環境があるからこそ、スキルアップに対する意欲が上がるものです。まずは頑張った人、成果を出した人が正当に評価されることが大事になってくるでしょう。年功序列であったとしても、スキルアップした人が何かしら前向きになれるような制度は用意しておきたいところです。

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現状の能力では達成できない高い目標を設定する

現状の能力で達成させることができる目標であれば、能力を開発する必要はありません。しかし、現状の能力で達成できない高い目標を設定すれば、自ずとその差を埋めるためにスキルアップをする必要が出てきます。もちろん、目標達成を正当に評価される環境であることが前提になりますが、今のままでは足りないことを自覚し、そこから自分を変革することによって目標を達成していく。このプロセスの中でスキルアップをしていくことになります。たとえば、

  • より効率的に仕事をして生産性を高めるために、Excelのスキルを向上させる
  • 生産性向上のために新しいツールを導入するので、ツールの使い方を身に着ける
  • より大きな成果を生み出すためにプロジェクト化するので、プロジェクトマネジメントのスキルを身に着ける

などが挙げられます。このように、目標と現状の差を埋めるために、スキルアップしていく。業務でスキルアップが求められるような環境ですと、自然と従業員の能力を高めていくことができるでしょう。

スキルアップを促進する制度のアイデア

スキルアップに必要な評価制度、目標について説明してきました。しかし、これだけで従業員はスキルアップしてくれるでしょうか。もちろん、前向きに動いてくれる方もいるかもしれませんが、さらにモチベーション高く動いてもらうために、会社として用意しておくと良い制度などのアイデアを説明します。

資格支援制度

資格支援制度・資格取得手当は、スキルアップを促進する有効な手段になります。よくあるのが、資格取得後に一時金の支給や資格取得にかかった費用の全額負担、資格取得手当として毎月いくらかを支給する方法などがあります。資格取得をするメリット、資格取得の壁になる部分を取り除く制度をつくることで、モチベーションを高めることができます。

書籍購入費用負担

スキルアップは資格取得しなくてもできます。一番身近な方法が、書籍から学ぶ方法ではないでしょうか。業務に必要な専門知識などを書籍からインプットする方法は、ビジネスでは王道の方法。こうしたインプットにかかる書籍の購入費用を全額会社負担にすれば、より前向きに取り組んでもらえるかもしれません。

 

ただし、本を購入して終わりとなっては意味がないので、しっかりアウトプットしてもらうための仕組みを設計することも重要です。たとえば、本のどの部分をどのように活かすのかについて考えて共有してもらうなど。組織によって最適な方法は異なりますが、うまく機能する仕組みにしていく必要があります。

外部研修費用負担

こちらも書籍購入費用と同様に、インプットをサポートする制度です。たとえば、外部のセミナーやプログラミングスクールなどの費用を負担し、従業員のスキルアップを支援する方法です。しかし、書籍などに比べると費用は高くなる傾向があるので、しっかりとアウトプットしてもらうように設計しなければ、費用対効果が悪くなってしまうので注意が必要です。ただし、こうした制度までつくっておけば、会社としてスキルアップを支援していることをアピールできるメリットもあります。

従業員のスキルアップ実現が採用活動にとってプラスになる

企業として積極的にスキルアップ支援を進めることは、採用活動においても魅力につながります。好循環を生むためにも、ぜひ参考にしてみてください。

応募を後押し、優秀な人材を採用できるようになる

従業員のスキルアップを考える会社は、求職者にとっても魅力になります。前述したように、転職が当たり前になっている今の時代では、スキルアップして市場価値を高めていくことができるかを気にする求職者が増えています。入社後に自分のスキルを高められる、またそれを支援するという訴求をすれば、優秀な人材からの応募を見込めるようになり、採用できるチャンスが増えるでしょう。そうなれば、より会社としての成長が期待できるようになり、良い循環が生まれていきます。

スキルアップ支援に活用できる行政サービスの紹介

社会全体の雇用安定を図るため、行政としても各企業が継続的に従業員を雇うための様々なサポートを行なっています。能力開発に関する支援策もいくつかあるため、以下で詳しく見ていきましょう。

ハロートレーニング(在職者訓練)

主に製造分野の中小企業在職者を対象とした支援策。「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構」により、機械操作や専門知識の習得を目指す教育が行なわれます。具体的には、電気工事・溶接・機械加工・機械製図・情報ビジネスなどの訓練が受けられるもので、基本的には2日~5日程度の短期間で実施されています。さらにそのほかにも「生産性向上人材育成支援センター」では、各企業で取り組むべきスキルアップのサポートが受けられます。そこでは、指導員の派遣や施設・設備の貸出などにも対応してもらうことが可能です。

参考:厚生労働省「ハロートレーニング(在職者訓練)

認定職業訓練

各企業で実施する従業員向けの教育訓練について、一定の基準を満たした内容で行なうことにより、各都道府県知事から認定を受けられる制度です。要件に合えば、訓練を実施するにあたっての補助金が受けられ、そのほかにも「職業訓練指導員」の免許を取得する際に優遇されるといったメリットがあります。スキルアップ支援策の内容そのものをサポートするものではありませんが、「政府から認定されている教育」を進めている企業としてのアピールにつなげることが可能です

参考:厚生労働省「認定職業訓練

職業能力開発サービスセンター

全国に設置されている「職業能力開発サービスセンター」にて、従業員のスキルアップ支援に向けた育成プログラムの相談をすることも可能です。そこでは社会保険労務士・中小企業診断士をはじめとした、専門家による各企業のフォローを行なっています。たとえば、能力開発計画の立案や社内のキャリア形成を担当する人材育成などのサポートを実施。各都道府県に1箇所ずつ専用の窓口が設けられており、様々な情報提供をしてもらえます。

参考:厚生労働省「従業員の能力を高めたい

職業能力評価基準

幅広い業種における各人材の能力基準が、厚生労働省によって定められています。職種ごとにどの段階でどんなスキルが必要なのか示されており、たとえば社内における人事試験などに活用できるのが「職業能力評価基準」です。なお、各種シートは厚生労働省のHPよりダウンロードでき、各従業員のキャリア形成計画や評価といった、スキルアップ支援を行なう場合のあらゆるシーンに役立てられます。

参考:厚生労働省「職業能力評価基準について

技能検定

様々な業種の技能者に対し、検定に通過することで能力の高さに国家認定を与える制度です。建設・製造・サービスと幅広い分野の職種が対象。該当する試験を受けて合格することで厚生労働大臣より証書が発行され、政府から認められた「技能士」の肩書がつけられます。各企業のスキルアップ支援においては、モチベーションの維持策や評価基準として活用でき、たとえば「技能検定に合格したら○○円昇給」というように取り入れられるでしょう。

参考:厚生労働省「技能検定制度について

スキルアップ支援に関連する助成金

ここまでに提示してきた各種サポート制度のほかに、スキルアップに取り組むことで、国から金銭的な補助を受けることも可能です。具体的には、以下のようなものがあります。

人材開発支援助成金

正規雇用の従業員に対するスキルアップ支援の取り組みが対象で、一定の基準に沿った形式で教育訓練を行なうことにより、必要な経費や訓練中の賃金が補助される制度です。「雇用関係助成金」の一部にあるもので、たとえば実施内容の計画書が求められるなど、様々な要件を満たさなければなりません。なおかつ、教育訓練の進め方や時間数などにも数々の規定があり、すべて該当しなければ受給できないルールになっています。複雑な手続きが必要ではあるものの、資金繰りが難しい場合には非常に有効的です。

参考:厚生労働省「人材開発支援助成金

キャリア形成促進助成金

契約社員・パートアルバイト・派遣社員といった、非正規雇用の従業員のスキルアップを図る際に利用できる制度です。上記の人材開発支援助成金と同様に、一定の条件をクリアすることで受給できます。当然ながら教育訓練の内容や手続きについても、同じように数々の要件が設定されているので注意が必要。また「正社員化コース」や「賃金規定等改定コース」というように、各目的に応じた複数の助成内容が設けられています。社内におけるキャリアアップを進めたい場合に活用しやすいものです。

参考:厚生労働省「キャリア形成促進助成金のご案内

教育訓練給付制度

厚生労働大臣指定の能力開発に関する講座を受ける場合に、一部の経費がハローワークによって補助される制度です。法人向けではなく雇用保険に加入している従業員個人が受け取れるもので、各々が自費で各講座を受講する場合に、各企業から案内するなどして活用できます。例えば何かスキルアップに役立ちそうな講座があれば、自己啓発として従業員に紹介することが可能。自らスキルアップを図ろうとしている従業員に対する支援策として有効的でしょう。

参考:厚生労働省「教育訓練給付制度

まとめ

自社の従業員のスキルアップを図ることは、企業としての生産性や社員定着率の向上など、様々なメリットを生み出すことにつながります。さらに一人ひとりが能力を磨くことは、最終的に社外的なイメージや評価の向上にも直結。今後さらなる企業成長を目指している場合には、組織力の底上げとしても欠かせない要素だと言えるでしょう。また、各企業がスキルアップ支援に取り組む姿勢は国からも推奨されており、いくつものサポート体制が整えられています。こうした制度も上手く活用しながら、社内のスキルアップに励んでみてはいかがでしょうか。

 

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