IT業界で注目のエバンジェリストとは?役割や育成方法なども紹介!

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近年、注目を集めている「エバンジェリスト」。テクノロジーの発達が目覚ましい今の時代で特に求められるようになっている存在です。

 

よく耳にするようになってきた一方で「エバンジェリストって、聞いたことはあるけど詳しく知らない」「どういう人たちのことを言うの?」と用語について良く理解できていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。 

 

この記事では、エバンジェリストの意味や、注目されている理由、自社の事業への活かし方などについて詳しく解説していきます。

 

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エバンジェリストとは?

エバンジェリストとは、IT業界における新しい職種、またはその職種を担う人材のことを指します。

 

具体的には、IT業界のトレンドや最新テクノロジー、自社製品などをユーザーにわかりやすく解説し、広く伝えていく役割を担っています。

 

エバンジェリストという言葉はもともと、キリスト教で伝道者を指します。ドイツの神学者であるマルティン・ルターが自らを、イエス・キリストの教えに回帰することを説くエバァンゲリスト(evagelist/福音主義者)と呼びました。

 

それが語源となり、現在のIT業界においては、「トレンドやテクノロジーなどを、社内外問わず、広くわかりやすく伝える(≒布教する)」という意味として捉えられています。

エバンジェリストの先がけ

近年注目を集めているエバンジェリストですが、その先がけは今からさかのぼること30年以上前。1984年に、あのアップル社が、個人用パソコンの必要性や自社製品の優位性などを世の中にアピールするために、「テクニカルエバンジェリスト」というポストを新設しました。

 

その後、マイクロソフト社も同様に、テクニカルエバンジェリストのポストを設置し、2000年あたりからエバンジェリストという言葉が世間に認知されるようになっていきました。

なぜ今、エバンジェリストが注目されているのか?

30年以上前に誕生したエバンジェリストが、今注目されている背景には次の3つのことがあると考えられます。

 

1つめは、IT業界の進化のスピードが速いことです。近年は特に急速に進化しており、また、一昔前に比べてさまざまな分野でITが活用されています。

 

2つめは、ITに詳しくない人たちの理解が追い付きにくくなっているという状況です。ITのトレンドやテクノロジーなどは短いスパンで大きく変わっていくことから、IT関連の仕事に就いている人や、ITの専門家たち以外の人々にとっては、理解することが難しくなっています。

 

そして3つめは、各企業が、新しいビジネスチャンスを生みたいと思っていることです。最新のITトレンドを踏まえて、最先端のテクノロジーを駆使した製品やサービスを広めていくには、ITに詳しくない人たちにも製品やサービスを理解してもらうことが欠かせません。

 

このような時代背景から、エバンジェリストは必要とされているのです。

エバンジェリストの役割とは?

一般的に、エバンジェリストは企業に所属しています。そして、エバンジェリストは主に次の2つの役割を担っています。

顧客やユーザーに情報を正しく、わかりやすく伝える

たとえば、自社が最先端のテクノロジーを活かして製品やサービスを開発したとしても、顧客や一般ユーザーにその製品やサービスを理解してもらわなければ、購入につながりません。

 

製品やサービスの良さをわかってもらうために、エバンジェリストはIT業界のトレンド、最新のテクノロジーや知識、自社の技術や製品、サービスなどを、わかりやすく説明する役割を担います。

 

そして、エバンジェリストは常に顧客やユーザーの目線を大切に、その製品やサービスが生まれた背景や自社の想い、自社が描く世界観なども正しく広めていくことも求められます。

顧客やユーザーの課題の解決策を提案する

ITの技術や製品、サービスなどを使い、いかに顧客やユーザーの課題を解決していくかということも、エバンジェリストの役割です。

 

エバンジェリストが解決策を提案するうえで大切にしていることは、フラットな目線や中立性を保つことです。その顧客やユーザーに合わせて解決策を提案していくため、たとえば、自社製品と他社製品を組み合わせた提案をすることや、ときには自社製品の短所を伝えることもあります。

エバンジェリストと営業の違い

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顧客やユーザーの課題を解決するという役割は、たとえば、営業職にも同じことが言えるのでは?と思う人もいるかもしれません。では、具体的に比べていきましょう。

 

一般的に営業は、自社の製品やサービスに興味を持っている顧客に対して提案します。そして、提案する際は一対一というスタイルで、自社の製品やサービスを売り込むことが一般的でしょう。

 

一方、エバンジェリストが向き合うのは、IT技術によって課題を解決したい顧客やユーザーです。そして、提案の場はセミナーや展示会というケースも多く、課題解決のためには、自社の製品やサービスだけにとどまりません。

 

このように、エバンジェリストと営業職は、その役割が大きく異なるのです。

職種 役割 スタンス 提案する相手 提案するもの
エバンジェリスト 顧客の課題の解決策を提案すること 中立 多人数 自社の製品やサービスだけにとどまらない
営業職 顧客に自社の製品やサービスを購入してもらうこと 自社の製品やサービスをアピールする 1人または少人数 自社の製品やサービス

 

エバンジェリストの具体的な活動とは?

エバンジェリストの役割が明確になったところで、次は、その役割を果たすために、エバンジェリストが具体的に何をしているのかをお伝えしていきます。

 

エバンジェリストの活動は、主に下記の4つです。

イベントやセミナー、展示会などにおけるプレゼンテーション

イベントやセミナー、展示会のように、多くの人たちが集まる場でのプレゼンテーションは、エバンジェリストにとって最も重要な活動と言えます。

 

そして、単にプレゼンテーションをするだけではありません。最新のトレンドやテクノロジーなどを踏まえて自社の製品やサービスの特長・価値を伝えることで、製品の購入やサービスの申し込みなどにつなげていくことが求められます。

顧客への個別のデモンストレーション

たとえば、自社の製品やサービスを利用している、または利用を検討している企業に対する活動です。その企業が抱える独自の課題に対して、解決策を提案していきます。

インナーマーケティング

自社の社員に対して、自社のブランドイメージや製品、サービスなどをわかりやすく伝えていく活動です。自社の社員一人ひとりが自社の特長をきちんと理解することで、各顧客への適切な製品・サービスの提案などにつながり、業績の向上が期待できます。

最先端情報の収集

エバンジェリストは、IT業界のトレンドや最先端のテクノロジーなどを踏まえて、顧客やユーザーの課題解決が求められます。そのため、常に業界動向にアンテナを張り、継続的に最新の情報を蓄積することが欠かせません。

自社にエバンジェリストがいることのメリットとは?

ここまで、エバンジェリストの役割や活動内容を紹介してきました。ここでは、自社にエバンジェリストがいることで期待できるメリットをお伝えしていきます。

製品やサービスのクオリティを向上させやすい

エバンジェリストは最先端のIT情報を保有しています。つまり、自社にエバンジェリストがいるということは、自社が最先端のITのトレンドや知識を保有していることとなるため、製品やサービスをブラッシュアップしやすい環境だと言えます。

 

自社の製品やサービスのクオリティが向上すれば、競合他社との差別化を図ることができ、新たな顧客やユーザーの獲得にもつながっていきます。

社員の成長につながりやすい

先ほど紹介しましたが、エバンジェリストの主な活動のひとつに、インナーマーケティングがあります。このインナーマーケティングを通じて、社員はエバンジェリストの知見やノウハウなどを習得できるため、社員一人ひとりのレベルアップが期待できます。

 

また、自社で活躍するエバンジェリストと触れ合うことで、自らもエバンジェリストになりたいという社員が増えれば、ITの専門性を持つ社員が社内に多くなることにもつながります。

自社や自社製品の認知度の向上が期待できる

エバンジェリストは、イベントやセミナーといった社外での活動を通じて、多くの人々と接点を持ちます。そのため、これまでに自社や自社の製品・サービスを知らなかったり、アプローチできていなかった顧客やユーザーにも自社を知ってもらえる可能性が高まります。

 

エバンジェリストの活動を通じて、新しい顧客とのビジネスや、自社ブランドの価値向上などにつながっていきます。

エバンジェリストに求められる条件とは?

エバンジェリストが自社にいれば、業績向上や社員のレベルアップなどが期待できます。では、自社でエバンジェリストの採用・育成を検討する場合、その人材にどのような要素が備わっていればいいのかを確認していきましょう。

ITに関する専門知識

ITに関する知見やノウハウなどを駆使して、顧客やユーザーに課題の解決策を提案していくエバンジェリスト。そのためには、高い専門性や深い知識が欠かせません。自社の製品やサービスにとどまらず、IT業界のトレンドや最先端のテクノロジー、幅広い知識などを備えてることが求められます。

プレゼンテーションスキル

顧客やユーザーに自社の製品やサービスを利用してもらうために、エバンジェリストはイベントやセミナーといった場でプレゼンテーションを行ないます。

 

しかし、ただ資料を読みあげるだけのプレゼンテーションでは、製品やサービスの魅力を伝えきることや、顧客やユーザーの心を動かしたりすることにはつながりません。

 

聞き手を惹きつけるためには、声のトーンや抑揚、表情、身振り手振りなどに工夫を凝らしたり、見やすい資料を作成したりといったことまでを含めたプレゼンテーションスキルが求められます。

コミュニケーションスキル

顧客への個別のデモンストレーションやインナーマーケティングといった場面で特に必要とされるのが、対話やヒアリングを中心とするコミュニケーションスキルです。

 

相手の課題を正しく把握する、相手の理解度を探る、専門性の高いことをわかりやすく伝える。これらをクリアしていくには、高いコミュニケーションスキルが求められます。

探求心

進化のスピードが速いIT業界の知識やテクノロジーを常に把握しておくには、たとえば、自分自身でそのサービスを利用して長所や短所を理解しておくなど、貪欲に新しい情報をキャッチアップする姿勢が欠かせません。

 

また、知識面だけでなく、よりわかりやすく相手に伝えるために、プレゼンテーションの練習を何度も行なうといったことも必要になるでしょう。

自社にエバンジェリストのポストを設置するには?

 エバンジェリストに必要な要素がわかったところで、続いては、自社にエバンジェリストのポストを設置する際に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

活躍を期待できる人材を見極める

エバンジェリストには、ITに関するトレンドや技術、製品、サービスなど幅広く知っていることが求められるため、エンジニアやプログラマ、ITコンサルタントなどの経験を持つ人材から候補を見つけていくことが一般的です。

 

そして、そのような人材の中でも、社内研修や社外向けセミナーでの講師や登壇の経験があれば、プレゼンテーションスキルやコミュニケーションスキルも兼ね備えていることが期待できます。

自社や自社サービスへの理解・愛着

社外の多くの人と接点を持つことから、エバンジェリストは「会社の顔」と言っても過言ではありません。そして、会社の顔として活動していくには、自社や自社サービスへの深い理解や愛情が求められるでしょう。理解や愛情がないまたは薄い状態では、製品やサービスを広めていくモチベーションが生まれにくいからです。

 

ですから、自社の未来をどのようにして築いていくのかといったことまで考えられる素養を持った人材であることが望ましいと言えます。

育成プログラムを導入する

ITに関する知識や技術だけでなく、プレゼンテーションスキルやコミュニケーションスキルといった幅広いものが、エバンジェリストには求められます。

 

さまざまな知識やスキルを習得してもらうには、社外研修の受講や社内勉強会の開催など、独自のプログラムを導入・実行することが有効でしょう。

エバンジェリストの育成に力を入れている企業

最後に、実際にエバンジェリストとして活躍されている3名の人物と、エバンジェリストの育成に注力している2つの企業を紹介します。

日本ユニシス株式会社

クラウドサービスやシステム開発などを手がけている同社では、最前線で活躍しているエンジニアたちにエバンジェリストとして活躍してもらうための育成が行なわれています。

日本ヒューレット・パッカード株式会社

新入社員向けに独自のプログラムを行なっている日本ヒューレット・パッカード。プログラムでは、プレゼンテーションの手法やキャッチコピーの作り方、プレゼンテーションの際の服装の選び方など、幅広いことを習得できます。

まとめ

テクノロジーが発達が目覚ましい今の時代。エバンジェリストは、ますます世の中での注目度や重要度が高まっていくでしょう。今後、自社でエバンジェリストが必要…という企業も増えていくと思います。

 

もし採用したいとなった時は、ぜひこの記事を思い出し、どういったスキルを持っている人材を採用すべきなのか改めて考えてみてください。


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最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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