採用サイトのインタビューをより効果的にする人選や質問を解説

求職活動にネットやスマホを活用する求職者が増えている中、採用サイトを持つ企業が増えています。実際にエン・ジャパンが行なったアンケートによると、「転職活動の際に採用サイトを見た」と回答した割合は7割以上。効果的な採用サイトを作れるかどうかが、そのまま採用活動の成功を左右すると言っても過言ではありません。

 

では採用を成功させるために、採用サイトで欠かせないコンテンツとは何でしょうか?それは『社員インタビュー』です。この記事では、採用サイトに社員インタビューを載せるメリットから具体的なつくり方、効果的な社員インタビューを作るポイントまで解説。これから採用サイトをつくろうと思っている方はもちろん、すでにある採用サイトをもっと効果的にブラッシュアップしたいという方は、ぜひ参考になさってください。

参考:7割の求職者が、転職活動で「採用サイトを確認する」と回答

 

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採用サイトに社員インタビューを掲載するメリット

採用競争が激化する中、採用に成功している企業の多くが、採用サイトの社員インタビューに力を入れています。では採用サイトに社員インタビューを掲載するメリットとは何でしょうか?主な3点をご紹介します。

会社の魅力をリアルに伝えられる

文字数や写真などに制限がある求人広告とは違い、会社の情報を余すところなく伝えられる採用サイト。しかし「当社は明るく和やかな雰囲気です」「誰もがチャレンジできる社風です」と、会社の魅力をただ書き連ねても、リアルな姿はなかなか伝わりません。それどころか「本当?」「嘘くさい」と取られるかもしれません。なぜなら、そこには会社の“顔”が見えないからです。

 

そこで効果的なのが社員インタビューです。実際に働く社員が顔を出して、具体的なエピソードを交えて会社を紹介することで、情報にぐっとリアリティが出ます。登場する社員が近い年齢だったり、希望する職種だったりすると、より共感してもらいやすくなるでしょう。その結果求職者の不安払しょくになり、応募にもつながりやすくなります。

入社後がイメージしやすくなり、ミスマッチ防止につながる

会社の魅力をリアルに伝えられれば、求職者が入社後をイメージしやすくなります。特に人間関係については、多くの求職者が知りたいところ。「みんな仲が良く、チームワークが自慢です」と書かれていても、いまいちピンとこないかもしれませんが、実際の社員が登場することで「こんな人たちと働くのだ」とイメージがしやすくなります。同時に会社が求めている人材像も伝わるため、自分に合った会社かどうか判断しやすくなるでしょう。

 

また入社後のキャリアプランも求職者が気になる情報。社員の具体的なストーリーを伝えることで、求職者は自分と重ねられ、将来像をリアルに想像できます。応募前に会社で働く姿をしっかりイメージしてもらうことで、ミスマッチ防止にもつながります。

社員のモチベーションアップにつながる

既存社員にとっても、社員インタビューのメリットがあります。インタビューに選ばれた社員は、会社の代表として選ばれたことで誇りに感じるでしょう。仕事のやりがいや今後の目標を改めて言葉にすれば、気持ちを新たにできます。また他の社員にとっては、日ごろ関わることがない部署の社員がどんな仕事をしているか知るきっかけになります。仲間がどんな思いで仕事に取り組んでいるかを知ることで、モチベーションアップにつながるでしょう。

採用サイトに掲載するための社員インタビューを行なう方法

では採用サイトに社員にインタビューを掲載する際、どのようにインタビューを行なえばいいのでしょうか?基本的な3ステップをご紹介します。

質問内容と伝えたいメッセージを決める

まずは質問内容を決めます。具体的な質問項目は後述しますが、ポイントは社員の過去(前職や入社のきっかけ)、現在(今の仕事)、未来(今後のキャリアプランなど)を織り交ぜて、その人の物語を感じさせること。どんな人が働いているかイメージがつかみやすくなります。

 

さらに、会社として「ここを伝えたい」というメッセージを決めておくと効果的です。たとえば「ワークライフバランスの良さ」についてアピールしたいときは、育児中の社員に登場してもらい、育児休暇を取った経緯や時短勤務のしやすさなどを語ってもらうと良いでしょう。

 

社員インタビューの目的は、社員の言葉を通して会社の魅力を伝えること。ただダラダラと情報を詰め込んでも、何が言いたいのかメッセージがボヤけてしまう可能性があります。あらかじめ強調したいポイントをつくっておくことで、インタビュー全体にメリハリが出て、求職者が納得しやすい内容となるでしょう。

登場してもらう社員を決める

質問内容やアピールしたいメッセージが決まったら、登場してもらう社員を決めます。「未経験でも活躍できる」がアピールポイントであれば未経験入社の社員を、「実力主義」がアピールポイントであれば若手の管理職を、といった具合です。

 

しかし社員を決めるときに注意したい点があります。それは性別や年代などが偏らないようにすること。「男性だけ」「女性だけ」「20代だけ」といった偏った人選だと、「その人以外は活躍できないのか」という印象を与えてしまいます。

 

また職種も、できるだけ多くの職種を登場させるのがおすすめ。部署や立場によって会社を見る目も変わってくるでしょう。さまざまな視点で会社を語ってもらうことで、求職者の会社への理解が深まりますし、入社後のキャリアもイメージしやすくなります。

インタビューの形式を決める

質問項目と登場してもらう社員が決まったら、具体的にどのようにインタビューするかを決めます。インタビューを行なう形式としては、主にアンケート形式と対面形式があります。

【アンケート形式】

質問を文書にして渡し、社員に回答を記入してもらう方法。社員が好きな時間に回答できるのがメリット。また対象の社員がたくさんいる場合、効率よく集められる。しかし社員によって情報量にバラつきがでたり、回答の意図がわかりにくかったりするデメリットも。そういう場合は補足質問をするなどして、個別にやり取りする必要がある。

 

【対面形式】

実際に顔と顔を合わせて話を聞くスタイル。1対1やグループごと、座談会形式などがある。社員の様子を見ながら質問を変えたり、さらに突っ込んで質問できたりするので、内容を深めやすくなる。しかしインタビュワーにはとっさの判断が求められるため、ある程度の経験が必要。

インタビュワーは自社の社員がしても構いませんが、予算に余裕があればプロのライターに依頼するのもおすすめです。会社の魅力を上手に盛り込みながら、インタビューとして自然な流れに仕上げてくれるでしょう。

社員インタビューでの質問例

ここでは、社員インタビューではどんな項目を載せた方がいいのか、具体的な質問例をご紹介します。

社員のプロフィール

社員の氏名、入社年、現在の所属部署など。新卒入社者なら出身学部や学科、中途入社者なら前職も掲載しましょう。

入社したきっかけ

自社を選んだ理由や、魅力に感じた点など。なぜ今の業種や職種を選んだかも話してもらえば、人物像がよりわかりやすくなるでしょう。

社風について

会社の雰囲気や人間関係、入社前に抱いていたイメージと入社後に感じたギャップなど。その人の言葉で率直に語ってもらうのが、求職者の共感を得るポイントです。具体的なエピソードを盛り込むと、さらにリアリティが出ます。

仕事の内容

現在どのような業務を行なっているか、どのような役割を担っているかなど。詳しい仕事の内容は求職者が一番知りたい情報なので、なるべく具体的に語ってもらいましょう。1日のスケジュールなどもあると、入社後のイメージがわきやすいのでおすすめです。

仕事のやりがいとエピソード

仕事でやりがいを感じる点や、成長を実感した瞬間など。社員のイキイキとした顔が伝わりやすい質問です。実際のエピソードを交えると社員のストーリーとして印象に残りやすくなります。

仕事で苦労したことや失敗談

仕事で苦労したことや、失敗を乗り越えた体験談など。成功体験だけでなく失敗談もあると、求職者に社員を身近に感じてもらいやすくなります。また失敗を克服する過程から、社員の仕事に対する姿勢や失敗に対する会社の考え方、フォロー体制などが垣間見えることもあります。

今後の目標やキャリアプラン

今後のキャリアプランや、個人的な目標など。求職者が将来像をイメージしやすくなります。「管理職になる」「新しいプロジェクトを立ち上げる」など仕事に直結したものばかりでなく、「仕事と子育てを両立させたい」といったプライベートでの目標でも構いません。さまざまな目標をもつ社員がいる方が、会社の多様性が伝わります。

プライベートの過ごし方

会社の情報だけでなく、休日の過ごし方といったプライベートに関する情報もあると、ぐっと親近感がわきます。最近はワークライフバランスを重視している求職者も多いですが、なかなか会社には聞きにくいもの。社員のプライベートを知ることで、休みがきちんと取れるか、仕事とプライベートと両立できるかなどの参考にもなります。

求職者へのメッセージ

最後に求職者へのエールや、「こんな人と働きたい」というメッセージを添えましょう。「あなたと一緒に働きたい」という想いを伝えることで、採用に対する会社の熱意が伝わり、求職者の応募への後押しとなります。

効果的な社員インタビューにするためのポイント

効果的な社員インタビューをつくるには、他にも気をつけたいポイントがあります。魅力的な社員インタビューをつくるための5つのポイントをご紹介します。

ターゲットにマッチした人選をする

社員インタビューに登場する社員は、「自社ではこういう人物が活躍している」というメッセージにもなります。また求職者と社員の属性が近ければ近いほど、求職者は自分を重ねてイメージしやすく、共感しやすくなります。そのため社員インタビューに登場する社員は、採用したい人材像に合った社員を選ぶのが大切です。

 

たとえば、新卒がほしければ新卒1~2年目の社員。中途採用をしたければ中途入社者を選ぶべきです。また求める人材像が「行動力があってコミュニケーションスキルの高い人物」だったら、実際にそのような社員に登場してもらい、活躍したエピソードを語ってもらいましょう。そうすることで、似た性格をもつ求職者の興味を引きやすくなります。逆に言うと、社員を選ぶときには「どんな人材がほしいか」を明確にすることが大切だと言えるでしょう。

求職者が知りたい情報を入れる

会社の魅力を余すところなく伝えられる採用サイト。しかし会社が伝えたい情報を一方的に発信するだけでは、求職者の心をつかむことはできません。採用サイトは、求職者に応募してもらうためのツール。求職者の目線に立って、求職者が知りたいと思っている情報を網羅することが重要です。

 

また、ついやってしまうのが、会社の良いところばかり並べること。求職者にアピールしたい気持ちはわかりますが、良いことだけ言うと、逆に嘘くさくなってしまう恐れが。社員によっては「会社に言わされている感」が出てしまうかもしれません。せっかく実際の社員に登場してもらうのですから、デメリットに関することも本音で語ってもらいましょう。そうすることで会社への理解も深まりますし、インタビューへの信頼性も高まります。入社後のミスマッチ防止にもつながるでしょう。

具体的でリアルなエピソードを入れる

会社の魅力を伝えるのに、ぼんやりと曖昧な表現だと求職者の印象には残りません。インタビューにはより具体的な情報を入れるよう心がけましょう。たとえば「人間関係が良い」と伝えたい場合。以下のAとBでは印象がどう変わるでしょうか。

 

A:当社はアットホームで、年齢関係なく、みんな仲が良いです

 

B:当社では部署年代関係なく、みんなでランチを取るのが慣習です。入社直後はちゃんと話せるか緊張していたのですが、そのうちサッカー好きが多いことがわかって、意気投合。20代から50代まで揃ったフットサルチームができました。当社は残業がほとんどないため、退社後によく集まってプレイしています。

 

いかがでしょうか?詳しいエピソードを盛り込むことで記憶に残りやすくなりますよね。「仲が良い」という社風にもリアリティが増します。

実態とかけ離れないようにする

エピソードを入れる際は、実態とかけ離れないよう注意が必要です。上記の例では、「残業がほとんどないため、退社後に集まってプレイしています。」とあります。しかし実態は残業ばかりだったら、採用しても「こんなハズじゃなかった」と早期退職につながる恐れもあります。会社の情報は良くないことも正直に伝えることが大切です。

 

良くない点を伝えるときは、ポジティブな点をセットにすると、あまりマイナスな印象になりません。「繁忙期は残業が多いが、そのあとはきちんと長期休暇が取れるので頑張ろうと思える」「繁忙期を乗り切ったときにはやりがいを感じる」など、社員自らの言葉で語ってもらいましょう。

 

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写真や動画で見せ方を工夫する

社員インタビューを掲載する際は、充実したテキストで読み応えあるページをつくるのもアリですが、会社や社員の雰囲気を伝えるには断然写真や動画が効果的です。

 

写真や動画を掲載する際は、話している内容に合ったものにするよう注意しましょう。インタビューでは仕事のやりがいや将来の目標を力強く語っているのに、写真や動画では伏し目がちで不安げな表情…。それでは見ている方も違和感を覚えてしまいます。質問内容と照らし合わせて、どんな表情やシーンがほしいか、あらかじめ決めておくと良いでしょう。

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まとめ

採用サイトの社員インタビューをつくるポイントをご紹介しました。インターネットが普及し、情報があふれかえっている今。ありがちなPR表現では、なかなか求職者の関心を引くことは難しいでしょう。求職者が求めているのは、よりリアルな情報や本音の言葉。そういう意味で社員インタビューはうってつけのコンテンツです。

 

社員インタビューを作るのは難しいとお思いかもしれません。しかしポイントを抑えてつくれば、どんな企業でも個性が出せて、自社ならではの魅力が打ち出せるはず。ぜひ掲載し、採用を有利に進めてくださいね。

 

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採用ガイド編集部

engage採用ガイド編集部は、人材業界で長く活躍している複数のメンバーで構成されています。人材業界で営業や求人広告ライターなどを経験したメンバーが、それぞれの得意領域を担当し、専門的な知識に基づき執筆を行っています。

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