CSR活動とは?メリットや採用活動に活かすポイントなど詳しく解説


企業にとって欠かせない『CSR活動』。社会人なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。大手企業のホームページでも必ずといってあるコンテンツです。

 

しかし「そもそもCSR活動って何のためにするの?」と思っている方もいるのでは。また自社のCSR活動に「なんとなく参加している」という方もいるかもしれませんね。そこで本記事ではCSR活動の基本から活動のメリット、企業の実践例まで詳しく解説します。また人事担当の方向けに「CSR活動を採用活動に活かすポイント」をご紹介しますので、ぜひお役立てください。

 

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CSR活動とは?

CSRとは「Corporate Social Responsibility」の略で、「企業の社会的責任」のこと。企業は事業活動を行なううえで、さまざまな利害関係者(ステークホルダー)と関わっています。従業員をはじめ、顧客や取引先、株主、地域住民といった、企業を取り巻くあらゆる人々です。

 

CSRとは「企業は利益を追い求めるだけでなく、すべてのステークホルダーと良好な関係を保ち、より良い社会を築くために積極的に社会貢献しよう」という考え方です。CSR活動とは、社会に貢献するための具体的な活動を指します。

企業にとってCSR活動が重要な理由

CSRは、もともと欧米を中心に90年代から注目を集めるようになりました。企業の不祥事や環境破壊などから、企業に向けられる目が厳しくなり、「企業活動をしながら社会の一員としてルールを守り、社会の発展のために貢献しよう」という考えが重視されるようになっていったのです。

 

2010年には『ISO26000』というCSRの国際ガイドラインがつくられ、多くの企業が積極的にCSR活動を行なうようになりました。また、2015年には国連が『SDGs』 を採択。ボランティア的側面が強いCSR活動に対し、SDGsはビジネスで持続可能な社会を実現しようという考えです。SDGsに取り組めば結果的に社会の信頼を得ることにつながるため、ますますCSR活動の重要性は高まっています。

 

また近年では、CSR活動を経営戦略の重要な要素として捉えたり、ブランディングに活用したりする企業も増えています。かつては「本業の片手間で行なう」といったイメージがあったCSR活動ですが、今や「企業にとって当たり前」の存在となりました。

CSR活動のメリット

ではCSR活動を行なうと、企業にどのようなメリットがあるのでしょうか?具体的にご説明しましょう。

企業価値が上がる

たとえば近所の企業が町の清掃活動をしているのを見かけたら、どう思うでしょうか?当然いい印象を持ちますよね。CSR活動に取り組んで社内外に積極的にアピールすることで、企業価値や企業イメージの向上につながります。

 

企業の好感度は利益にもつながります。消費者が商品やサービスを選ぶとき、好感度の高さは安心感にもつながります。また商品の内容や品質にあまり差がなければ、好感度の高い企業のものを選ぶでしょう。消費者だけではありません。CSR活動に積極的な企業は、求職者にとっても魅力的に映ります。CSR活動が身近になり、学生が企業のCSR活動をチェックするのも当たり前になりました。CSR活動を積極的に実施・アピールすることで、人材の採用もしやすくなるでしょう。

株主・投資家からの支持を得ることができる

CSR活動に取り組んで企業イメージがアップすれば、株主の満足度も上がります。最近は投資家の間で、財務情報以外の視点でも企業を評価しようとする動きが広がっています。投資方法の中には『社会的責任投資(SRI)』という、CSR活動に熱心に取り組んでいるかどうかを重視する方法も。CSR活動が将来的な会社の成長につながると考えられているのですね。資金調達をスムーズにし、事業を円滑に行なうためにも、CSR活動は重要な要素なのです。 

従業員満足度がアップする

CSR活動とはステークホルダーと信頼関係を築くためのもの。その中には当然、従業員も含まれます。一般的に顧客の満足度が上がれば、従業員の満足度も上がると言われています。CSR活動を通して社会に貢献し、顧客から良い印象を持たれていると実感できれば、会社への誇りが生まれるでしょう。

 

従業員の満足度が上がると、モチベーションや生産性も上がります。そして顧客へのサービスも向上し、また顧客満足度につながっていきます。従業員・顧客ともに満足度がアップし、企業の利益アップにもつながるという良いサイクルが生まれるのです。

CSR活動を成功に導くポイント

本記事をお読みの方には、これからCSR活動を始めたいと考えている方もいると思います。どうせ行なうなら企業のイメージアップにつながるように効果的な活動にしたいですよね。ここでは、CSR活動を成功に導くポイントを3つご紹介します。

社会のニーズを知る

ひと言でCSR活動といっても、企業のホームページなどを見ると、さまざまな活動があるのがわかります。実はCSR活動は企業が自主的に行なうものなので、活動内容に決まりはありません。そこでまずは社会のニーズを知って、「自社が社会に貢献できそうなことは何か?」を考える必要があります。CSRのガイドラインである『ISO26000』には7つの課題が示されているので、参考にするとよいでしょう。

【ISO26000による中核課題】

  1. 組織統治
  2. 人権
  3. 労働慣行
  4. 環境
  5. 公正な事業慣行
  6. 消費者に関する課題
  7. コミュニティ参画および発展

CSR活動というと難しく聞こえますが、「法令を守る」というのも立派なCSR活動にあたります。人権という観点だと「残業を減らす」のもCSR活動です。コミュニティ参画だと「地域の清掃活動をする」のもCSR活動になります。そう考えると、少し気楽に取り組めるのではないでしょうか。

 

日本の企業では、植林活動などの環境保全に関する取り組みが多いようです。工場見学や子ども向けのモノづくり体験といった、地域に密着した活動も人気です。最近はコロナ禍に対するCSR活動に取り組む企業も多く見られます。

 

もし「何をしていいかわからない」と悩んだときは、地域のボランティアセンターなどに相談するのもオススメです。具体的な活動をアドバイスしてくれるでしょう。

自社ならではの活動を見つける

社会に貢献できれば何でもアリのCSR活動ですが、事業と関係のある活動だと、より企業のイメージアップにつながりやすくなります。たとえばおもちゃメーカーのバンダイは、廃材を使ってハンコをつくるエコ工作ワークショップや、おもちゃの検査員体験ができる出張授業など、おもちゃにちなんだCSR活動を多数行なっています。「わが社は法律を守っています」とだけ言われるよりも、ぐっと印象に残りますよね。

 

事業に関連した活動だと、社員が持つ経験やノウハウを活かして社会貢献ができるので、社員のモチベーションアップにもつながりますよ。

参考:おもちゃの会社バンダイのCSR

社内外にPRする

せっかくCSR活動に取り組んでも、活動して終わり…だったらもったいないことです。CSR活動の内容は積極的に社内外に広報しましょう。一般的にはホームページに掲載したり『CSR報告書』としてまとめます。大手企業の中には、質の高いCSR報告書を作成して取引先や採用活動などで配布しているところも多くあります。CSR活動を企業ブランディングに活用しているのです。

 

社外に向けたCSR報告書をつくるのが難しい場合でも、社内に向けて報告書をまとめ、社員全員で共有することをオススメします。次年度の活動の参考になりますし、社員のやりがいにもなるでしょう。

 

en-gage.net

CSR活動の事例

「CSR活動をしたいけれど何をしていいかわからない」という方のために、具体的な事例をご紹介します。企業規模を問わず、自社の強みを活かした活動を行なっている企業ばかりなので、ぜひ参考になさってください。

KDDI株式会社

東洋経済新報社では、毎年『CSRランキング』を発表しています。そのランキングで2021年トップとなったのがKDDI。子どもへの教育から地域創生まで、多種多彩な取り組みを行なっています。

【主な取り組み】

  • 『スマホ・ケータイ安全教室』『スマホ de 防災リテラシー講座』など、<啓発・教育>への取り組み
  • 地球温暖化対策、従業員による環境保全活動といった<環境>への取り組み
  • 安定した情報通信サービスの提供、被災地支援の募金募集といった<被災地支援>の取り組み
  • スマート農業など、ICT技術をつかった<地域創生>への取り組み
  • 女性の活躍推進、働き方改革、健康経営の実践など、<従業員>に対する取り組み

参考:週刊東洋経済Plus 特集CSR企業ランキング2021年版 信頼される会社

クオール株式会社

5000人を超える従業員を抱え、全国に調剤薬局を展開する同社。従業員に薬剤師などの医療従事者が多いことから、その利点を活かしたCSR活動を多く行なっています。

【主な取り組み】

  • 認知症カフェ/認知症サポーターの育成
  • 子ども誤飲防止プロジェクトの推進
  • 子育て世代に向けた子育て大学
  • 小・中学生に向けた薬物乱用防止教室 など

参考:クオール薬局 CSR活動

株式会社協和

従業員420人、ランドセルをはじめとするバッグの企画・製造・販売を手がける同社。東日本大震災をきっかけに、ランドセルを通した支援活動を開始しました。

【主な取り組み】

  • 災害にあった家族の小学生にランドセルを寄贈
  • 生活保護を受けている家庭などの新入学児童に対し、新品ランドセルを寄贈
  • 障がい児用のランドセルの製作
  • 被災地の学校や障がいを持つ子どもたちのための支援団体に支援 など

参考:ふわりぃ基金(ランドセル支援活動)

株式会社TONEGAWA

東京都・文京区で印刷・広告物制作を手がける同社。地域密着で事業を展開しながら、CSR活動にも積極的に取り組んでいます。活動を通してさまざまな人脈や信頼関係が構築され、企業の利益にもつながっているそうです。中でも印象的な活動が、まちづくり・地域活性化を目的とした「湯島本郷マーチング委員会」の活動。地元への奉仕活動から始まった小さな取り組みは全国から注目を集め、同様の取り組みが全国に広がっています。

【主な取り組み】

  • 地域の風景をイラスト化。ハガキやカレンダーにして地元商店に置いたり、お祭りやイベントで展示したりするなどして、地域活性化に役立てている
  • 地元の町会長たちに、地元の風景が描かれた名刺を作成・印刷し、無償提供
  • 近所の小学校で、子どもたちが地元の風景画を描く教室を開催 など

参考:株式会社TONRGAWA 企業の社会的責任実践事例集

CSR活動を採用活動に活かすには?

CSR活動が普及し、求職者の中にも「その企業が社会にどう貢献しているか」を重視する人が増えました。特に若い世代はボランティア活動の経験を持つ人が多く、CSR活動に積極的な企業で働きたいと考えている人が多くいます。

 

あなたの企業がすでにCSR活動を行なっているのであれば、説明会や面談で求職者に伝えるなどして積極的にPRしましょう。またCSR活動の内容はホームページの片隅に載せるだけでなく、採用ページにも掲載して求職者の目に止まるようにするのが効果的です。もちろんPRするには、採用担当者が自社のCSR活動についてしっかり知識をもっておくことが大切ですよ。

 

CSR活動について知ってもらうことで企業へのイメージもアップし、「ここで働きたい」と思ってもらえる可能性が高まります。もし似たような雇用条件の企業があったとしたら差別化にもなるはずです。採用活動を有利に行なうために、CSR活動を上手に広報しましょう。

まとめ

企業の成長は、社会の発展があってこそ。企業を取り巻く人々の声に耳を傾け、自社が社会にどう貢献できるか考えるCSRは、今後も企業にとって切り離せないでしょう。「ウチは小さいからCSR活動なんてムリ」と思っている方もいるかもしれません。しかし地域貢献など、中小企業であっても取り組みやすい活動は多くあります。CSR活動に取り組む企業の多くはホームページに活動内容を掲載しているので、同じ業種や似た企業規模の会社を参考にするのもいいかもしれません。ぜひ挑戦してみてください。

 

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