ひとはなぜ、集うのでしょうか。「人間らしい社会」とは、一体どうあるべきなのでしょう。
春蒔プロジェクトは、今まで大きく二つの軸で事業を展開してきました。ひとつはクリエイター専用シェアードオフィス「co-lab(コーラボ)」の企画運営。もうひとつは、外部クライアントのクリエイティブディレクション業務です。co-lab会員から最適な方々をキャスティングして、建築からWEBまで様々なジャンルの仕事を受けてきました。
しかし、最近は大手デベロッパーと組んで大規模な再開発事業に携わり、何十年後の未来の都市作りにコミットさせていただく機会も増えています。複合施設『渋谷キャスト』では、開業8年前の企画開発コンペ段階から参加し、施設のコンセプトメイクや建築のデザインディレクションを担当。建物開業後はシェアードオフィス「co-lab」として入居し、日々の企画運営を行いながら、施設ブランディングやエリアマネジメント企画に関わっています。
施設開発はマーケティングに沿ったプランで「作って終わり」ではなく、開業後に、その場所の運営を行うような私たちが企画段階から関わることで、作った後どのように入居者同士の結びつきや地域の人々の交流が生まれ、エリア全体が活性化するのか見据えた上で、設計を進めることができます。開発から運営まで一気通貫したプロデュース手法を取ることで、建物を「生きた建築」にすることができると考えています。
それは、これまで「co-lab」の企画運営で培ってきたノウハウやコミュティに対する思想があってこそできると思っています。たとえば、クリエイターのキャスティング。そこで生まれる集合知を活かしたディレクション。仕事の話を中心に交流が深まる場づくりの思想が、最大限活かされているのです。
建築の業界は初めてでも、こういった実験的な都市の開発手法やコミュティ作りにご興味のある方、私たちと一緒に実践してみませんか?