市役所に「営業部」を作ります。
「稼ぐ力」を高めて、街に還元したいから。
こんにちは。2024年8月、第7代の河内長野市長に就任した西野修平です。
誕生から70年を迎える今、河内長野市はターニングポイントを迎えています。人口減少により最終的に消滅する可能性がある【消滅可能性自治体】とされたまま衰退していくのか、この現状から脱却して持続可能な街として発展していくのか。まさに岐路に立たされているのです。
○ ○ ○
街の変革のために不可欠なのは、子育て世代が住みやすい街づくりです。そのためには「自治体が自力で稼ぐ力」が重要になります。しかし、今はまだ「稼ぐ」という発想そのものがありません。よって、2025年4月から組織を大きく改編します。縦割りによる連携不足を無くすため、市役所の組織を4つの局に再編成予定です。さらに「成長戦略局」に「営業部」を設け、シティプロモーション・ふるさと納税・公民連携を強化します。
○ ○ ○
そこで、市役所外から公募を行います。私たちに無い発想を欲しているので、まずは “自治体らしさ” を気にせずアイデアを出してくれるような方を歓迎します。そのために、自治体にはまず存在しない「営業部」まで作るのですから。既に「ダムの底で熟成させた日本酒」を売り出したり、「猫と人の共存を街づくりに活かす “カワチニャガノ” プロジェクト」を構想したり、少し変わったことは進んでいます。「自治体がそこまでするなんて!」という発想を、ぜひ出していただけたら嬉しいです。
○ ○ ○
冒頭ではショッキングな事実もお伝えしましたが、明るい兆しもあります。転出超過の状況はゆるやかになり、「15歳未満の人口」は転入超過に。私が市長に就任して「当たり前のことを疑ってほしい」と伝えたところ、職員たちはすぐに動き出してくれています。
25年後、日本全体の人口が1億人を切るような頃、振り返って「あのとき始めた変革のおかげで今の河内長野市がある」と思えるような変革を、共に形にしていきましょう。きっと、他では味わえないチャレンジの手応えがあるはずです。