われわれ住民は病気になったり、障害があっても、出来るだけ自らの選択が尊重されるべきです。
本人やご家族が希望するなら、住み慣れた場所で質の高い生活ができ、住みなれた場所で最期を迎えることが出来る。
そのような「あなたらしい」自己決定ができる地域社会を形成していかねばなりません。
どのような生活をするか、そしてどのような最期を迎えるか。
絶対的な答えはありません。
われわれは、患者さんの多様性を認める必要があります。
振り返った時に「これでよかった」と言ってもらえるかどうか。
本人・ご家族が「これでよかった」と思えれば、それが正解の地域ケアなのだと思います。
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●医療依存度の高い方の生活を支える、受け皿となる訪問看護ステーション
患者さんの意思決定に寄り添うには、相互の信頼関係が必要です。
昼しか行けない、休みの日はいけない、という体制では、不安を感じられることもあると思います。
そのためまず、必要な時に必要なだけ、切れ目なく訪問対応できることが、重要だと考えました。
地域ケアステーション八千代は、平日はもちろん、土日祝日も複数回、訪問をできる体制を整えています。
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●専門性の高さ
ALSをはじめとする神経難病の方や、末期の悪性腫瘍、小児などの、医療依存度の高い方のご自宅への訪問が多いことが特徴です。
●2023年7月現在のご訪問先
ALS…21名
PD…22名
PSP…5名
MSA…3名
筋ジストロフィ…11名
末期癌…6名
小児…数名 など
難病認定看護師、訪問看護認定看護師、特定行為研修(在宅パッケージ)を修了した管理者を中心に、対応力を高めるため、日々勉強を重ねています。