「新興国をマーケットとしての、そして世界中をマーケットとしての、人と組織の本格的なグローバル時代が、いよいよこれから始まります」
今までの日本企業の海外展開の主流は、生産拠点としての人材採用とマネジメントでした。モノとお金のグローバル化は進みました。
新興国をマーケットとしての、そして世界中をマーケットとしての、人と組織の本格的なグローバル時代が、いよいよこれから始まります。
いや、もう既に始まっています。
世界中の人達が学びあう時代になりました。世界中の知恵が即座に地球上を駆け巡る時代になりました。急速に進むグローバル化と技術革新は、組織の在り方や人の働き方やライフスタイルを変化させています。今までの常識を超える組織の新しい在り方、人の新しい働き方が産まれるでしょう。
一方で、多くの組織が、この変化の時代の中で、人と組織に関する多くの問いと課題に直面しています。 企業における「グローバル化」の課題の9割は人と組織の課題。そんな事もささやかれています。
・国籍や人種、宗教等を超えて、シナジーの湧くチームワーク、多様性を力にするチームワークをどうやって実現していくか
・ナショナルスタッフや多国籍スタッフとどうコラボレーションしてハイパフォーマンスな組織を実現するか
・力強くしなやかな組織をどうやって実現していくか
・現地の企業文化をどう活性化していくか、企業としてのミッション・ビジョン・バリューをどう浸透させていくか
・西洋型のモノマネでも今までの日本型マネジメントでもない新しい形は何なのか?アジアならではの次世代型マネジメントとは?
・地域統括会社をどうデザインし、どうエリア最適やグローバル最適を実現していくのか
・ローカル化とグローバル最適のバランスをどう取って行くのか
・経済発展と共に、サステナビリティをどう両立する組織を創るか
現代に生きる我々は数多くの問いに直面しています。様々な人種や国籍の人達がお互いの強みを活かし、コラボレーションしながら、新たな価値・イノベーションを創造していく最高のチームを創り出した組織が、世界最高の価値を提供する可能性が高まっています。
企業の枠を超えたコラボレーション、また、これからの大きな市場となる社会課題解決には、企業の枠のみならず、政府、NGOなどとの連携・コラボレーションが重要なテーマになってくるでしょう。