1929年(昭和4年)に、『美術年鑑』を創刊した初代の主幹である山田正道氏から1965年(昭和40年)に故・油井一二会長によって業務が引き継がれ、その翌年に株式会社に組織変更し、美術専門の出版社として新たな出発をしました。以後もわが国の風土に根ざした美術界を尊重し、美術家と美術愛好家、美術商を結ぶ橋渡し役として地道な努力を積み重ねてまいりました。
美術出版の役割は、優れた美術作品の紹介や文化の発展に貢献するだけではなく、感動溢れる美術の世界を通して、明日への活力を吹き込むことも大きな役割のひとつであると考えています。
また、今後の出版業界に大きな変化をもたらす情報のデジタル化にも敏感に反応し、社会から信頼され発展を期待される美術界のリーディングカンパニーとなれる様一層の努力を続けます。