音楽でひろがるコミュニケーションをデザインする
2023年6月になりました。
世界を一時停止させた新型コロナウイルス感染症から丸3年。
ようやく街に人が増え、イベントにも人が集まるようになって来ました。
非常に苦しい経営を迫られた3年でしたが、
コロナ禍以前のライブハウスの運営を知っているスタッフは、
そのほとんどが辞めていきました。
「雇用を守りたい」という一心で新規事業を立ち上げ、
資金繰りに悩む日々でしたが、
彼らの「やりたいこと」を阻む理由は何もなく、
一度きりの人生だからこそ、新天地で頑張って欲しいと願っています。
そしてコロナ明け。
コロナ禍以前のVARIT.ソールドアウト公演の長蛇の列を
どう捌き、運営するのか?がわからないスタッフばかり。
我々には仲間が必要です。
VARIT.事業部の「イベント制作」「デスク担当」「ホール主任」「照明スタッフ2名」
以上5名。
我々の想いに共感し
それぞれの担当場所を持ちながら
お互いに助け合い
VARIT.を安全に運営する仲間です。
1人でも多くの人の心に届く「ライブハウスに響く音楽」を奏でる
ミュージシャン・アーティストのお手伝いをする「裏方のお仕事」です。
またゼロからのスタート。
それでも我々はワクワクしながら
VARIT.とBEATCAMPの両輪を稼働していきます。
みんな違って、みんないい。
そんなチーム形成に興味がある方、
ご連絡をお待ちしています。
2023年6月6日
有限会社アームテックパブリシャーズ
代表取締役・南出渉
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今、2022年3月。
新型コロナウイルス感染症拡大の直接的な影響を受け始めてから
もう2年が経とうとしています。
この2年間、様々なことを考え、
「社会に貢献できる当社の強みは何であろうか?」
と自問自答して来ました。
会社を維持し、雇用を守ること。
音楽業界を支えるアーティストや裏方の皆さんの仕事を作ること。
補助金の申請など一見地味に見えるような作業に積極的に取り組みながらも
当社スタッフのやりがいを最大化するための施策=当社の強みを模索して来ました。
悶々とした日々を過ごす中、初めて体験したキャンプ。
約30年間、日常がほぼライブハウスという世界の中で生きてきた自分にとって
新たなマジックを感じる世界を発見した気分でした。
そして気づきます。
楽器を持ち込めるキャンプ場、音楽を自由に楽しめるキャンプ場が少ないことに。
「野外にライブハウスを」
このひらめきは2021年4月からの生活を一変しました。
当社が持っているリソースを捨てることなく、別の角度で発揮し、活かすこと。
事業の再構築計画に取り組み始めました。
2021年1月にしたためた下記メッセージに、南出はこんなことを書いていました。
“今まで当然のように考えていた「ライブハウスVARIT.が我々の事業軸」という考え方を捨てる時が来たのかも知れません。
それでも「ライブハウスVARIT.が我々の拠り所」であることは変わるはずはないのです。”
2022年のアウトドア音楽施設「京丹後BEATCAMP」の管理・運営は
ライブハウス「神戸VARIT.」の管理・運営と共に
左右の両輪を為せばいいのではないか!?
自問自答してきたことに、答えを見つけたのです。
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私たちは事業拡大路線を進みます。
左右の両輪とはいえ、
やはり私たちの拠り所はライブハウス神戸VARIT.にあります。
神戸VARIT.のイベント制作・ホールマネージャー・照明担当スタッフ
そして京丹後BEATCAMPの管理運営スタッフ
もちろん南出の右腕となるような新規事業開発スタッフ
何か「ピン」とくるものを感じていただけた皆様
ご連絡をお待ちしています。
新しい世界の話をしましょう。
2022年3月18日
アームテックパブリシャーズ
代表取締役・南出渉
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2020年、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、
ライブハウスVARIT.が主な事業軸だった我々は大変苦しい状況に追い込まれてしまいました。
以前ここに寄稿していた文章の冒頭で、南出はこう書いていました。
「音楽は人が生きていく上で、衣食住ほど必ず必要なものではありません。
音楽がなくとも、働き、食べ、寝る、そうして毎日を生きていくことは出来ます。」
このような状況になって、本当の意味で初めて理解できました。
ただ「音楽って本当に必要ないものだろうか?」と自問自答する日々の中、三宮のカフェやバーの皆さんが、いち早くお昼間に「お弁当」を販売されている姿に、そしてその価格(安い!)に感銘を受けました。今こそ自分の持てる力を、そっくりそのまま提供し合う時代になったんじゃないだろうか?と思ったんです。
その時「音楽は心の栄養じゃないだろうか?」と思い始め、我々が知っている生の音楽を、どういった形で皆様に伝えることが出来るだろうか?と考え始めることが出来ました。
それが普段はライバル同士だった神戸市内の4つのライブハウスが協働で実施した「ライブハウスジャッジメント in KOBE」であり、その後、異業種であるシネマ・アイの助けを借りながら「ジャッジメントKOBE」に発展した、ライブ配信の世界の入口でした。
2020年後半、一旦は感染拡大も収まったか?という状況となりましたが、それまで東京の有名アーティストに支えられていた事実を目の当たりにするように、動員数の減少・売り上げの激減状況が続いていたライブハウス神戸VARIT.。12月は稼働日数が29日間あったにも関わらず、売り上げが全く伸びないことに愕然とし、2020年~2021年にかけて、1人、組織改革の案をまとめ、アームテックパブリシャーズの組織図更新を考えていました。
今まで当然のように考えていた「ライブハウスVARIT.が我々の事業軸」という考え方を捨てる時が来たのかも知れません。
それでも「ライブハウスVARIT.が我々の拠り所」であることは変わるはずはないのです。
今あるライブハウスVARIT.を諦めてしまうことが、ドライな対策であり、コロナ禍を乗り切るための最善の方法なのかも知れません。それでもどうしても手放したくないのです、このライブハウスを。
ただ、感情論で思うだけでなく、現実にどうしたらVARIT.を守れるのだろうか?
事業を切り離す選択をすることを決めようと思います。
新たに「映像事業部門」と「IT事業部門」を立ち上げ、ライブハウス事業スタッフから専任スタッフに任命しようと考えました。
大袈裟な名前になってしまっていることは否めません(笑)。ただ、今回のコロナ禍の中、出来なかったことが出来るようになったこと、新しいスキルを磨くことを覚えたことは大きな収穫だったと考えます。
持続化給付金・持続化補助金・チャレンジ補助金・雇用調整助成金・J-LODlive補助金・文化芸術収益力強化補助金・Music Cross Aid助成金・家賃支援給付金、そして新型コロナ対応型の日本政策金融公庫・地元信用金庫からの融資。どれもビフォーコロナの時代には経験したことのない申請であり、採択されたもの、採択されなかったもの、色々です。
それでも様々な経験をする中で「ヒント」となるようなことは着実に積み重ねていて、ふと我々が求められている「ポジション」があることに気づきました。
2020年9月から断続的に続けている我々のnoteから一部引用いたします(2021/1/24「文化芸術収益力強化事業」より)。
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"様々な補助金を活用し、なんとかライブハウスや会社そのものを維持していこう、という考えのもと、応募したり採択された事業に関しては成果物を作ったり報告書を作成したり、と、今までやったことがないことがたくさんあって、これもまた新型コロナによって身につけつつあるスキルの1つだと思っています。
そしてこういった補助事業に関しては、当然「誰がみても適正だとわかるようにする」ことが大切であり、「全てに対して説明がつく」ということが必要なんだと感じました。いや、思い知りました(笑)。
これは、あくまでも自社に対して利益を得るために行なう事業ではなく、「当該事業によって地域の新たな仕事を作り、雇用を生む」という視点も大切なのだな、と感じます。
ライブハウス、というか、ロックなんてものをやってると、時に「ハメを外す」ことも文化になり得ることがあるとは感じていて、補助金?そんなのカンケーねー!なんて言えるなら、こんなこと、考えもしないんですがね(笑)。
でも、この状況でアーティストも苦しい中、僕らがやるべきことはなんだろう?僕らはどう振る舞う必要があるのだろう?僕らはどんな役割を担えばいいのだろう?ということは常に考えるようになっていて、この人生の中の「ポジション」とでもいうんでしょうか。やはりコロナ以前とは変化しちゃったように感じることも多くなっています。
変化しちゃった、とは書きましたが、それが悪いと考えているわけではなく、ロックンロールバンドのみんなが、それぞれの良さを剥き出しにして表現したいこと、表現できる場所を作るということは、今、誰でも出来ることではなくなって来たように感じているからなんです。こんなこと、当たり前のように誰でも出来ることだったはずなんです。
出演バンドはたくさんのお客さんを呼び、魅了し、相当の出演料を得る。
こんなこと、当たり前じゃないですか。お客さんのチケット代は、出演者と制作サイド(ライブハウス)が順当に分けて来たし、これからも当然そうなるはずだった、と。でも今や「集客数は制限され、表現の場がなくなる」=「集客数は制限され、収益を得る場がなくなる」となっているんだと思います。
そして今回の補助金の仕組み。本当にありがたいな、と思います。採択されなかったら開催する勇気、出なかったです。無理して開催して、交通費などを含む出演費値切って。それって正しいことなのだろうか。。。
「もらえるものならもらっとけ!」じゃなくって、どう活用したら未来に繋がるのか、を考えたいと思います。すでに「ライブハウスからの生配信」にどのような別の価値を持たせるか、を考える必要に迫られていると感じていますし、ここは自由に発想できるくらいの、経済的なちょっとした余裕をいただけると、、、助かるんです、文化庁さん、、、(笑)。"
(色々書いてます。よろしければ読んでみてください。https://note.com/varit)
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世の中はもしかしたら変わっちゃったかも知れません。変わらなかったかも知れません。
音楽を好きな我々らしく、音楽に留まらない撮影・配信のお仕事をしたいと思います。我々らしく、補助金を使って神戸・兵庫県でイベントをつくっていきたいです。我々らしく、THE TOMBOYSをこんな時代だからこその表現方法で世界に向けて発信していきたいです。我々らしく。
もし「やりたいことがある」ならば、それがもし「我々と一緒にやりたいこと」であるならば、一度お話ししてみましょう。
2021年1月27日
アームテックパブリシャーズ
代表取締役・南出渉
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音楽は人が生きていく上で、衣食住ほど必ず必要なものではありません。
音楽がなくとも、働き、食べ、寝る、そうして毎日を生きていくことは出来ます。
10代の頃、僕はビートルズと出会いました。なんとなく好きだなぁと思っていた光GENJIや数々のテレビで流れるヒットソング。ビートルズと出会ったその日から、「バンドサウンド」というものに目覚め、ギターが弾きたくなりました。エレキギターの音を知り、ますます音楽にのめり込む中、ザ・ブルーハーツに出会い、人生における勇気をそこに見つけました。そして今もなお、その勇気に鼓舞されながら、数々の音楽と出会い、人生を歩んでいます。
「音楽は人生に彩りを与え、人生を豊かにする」ということに、異論のある人は少ないのではないでしょうか?
我々は音楽を通じ、様々なコミュニケーションの場を提案します。
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(1)全国規模・世界規模で活躍する憧れのアーティストの圧倒的なライブを、またとない至近距離で感じていただける場所
(2)シンパシーを感じるアーティストやアイドルを、たくさんの仲間と一緒に応援出来る場所
(3)大好きなアーティストが立った同じステージに立てる喜びを、地元の学生やミュージシャン達と共有出来る場所
(4)全国に飛び立てるようなオリジナリティ溢れるアーティストの発見や育成の場所
これら全てはライブハウス神戸VARIT.で日々起きているコミュニケーションであり、1ヶ月のスケジュールをデザインし、運営することがわたしたちの仕事です。
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オリジナリティ溢れるアーティストと出会い、音源や商品の開発を共に行ない、
ファンと共有するコミュニケーションの提案はマネジメント事業部で。
(1)ライブハウスで出会う「これは!」と思えるアーティストへは、コンセプトの発見・提案を積極的に行ない、唯一無二の存在価値を創出。
(2)活動方針や方向性を明確にし、ファンとなるターゲット層へのアプローチを展開。
(3)ファン拡大に向けて音源やマーチャンダイズの企画制作と販売網の整備。
(4)SNS戦略を積極的に活用し、アーティストの存在感の「見える化」を推進。
これら全てはマネジメント事業部・Favarit Musicで開発していくアーティストとファンとのコミュニケーションであり、「どれだけ多くの方々に喜びを感じていただくか」をデザインし、発展させていくことがわたしたちの仕事です。
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音楽を通じたコミュニケーションはライブハウス神戸VARIT.の中だけに留まりません。
(1)神戸国際会館こくさいホールをはじめとしたホールコンサートや、地元メディア・近隣ライブスペース・カフェと連動したサーキットフェスティバルの立ち上げと運営業務。
(2)地域の各種音楽イベントへのアーティストブッキングや音響・照明制作業務。
(3)淡路島で開催する「グッドストックフェスティバル」や三宮都市部で開催するクロスメディアイベント「078」には立ち上げから関与。
(4)海外アーティストの招聘業務やジャパンツアー制作業務、日本アーティストの海外ツアー制作など、港町として発展して来た神戸のイメージに沿った業務への挑戦。
(5)インバウンド政策にも繋がってゆくであろう「神戸の夜の賑わいづくり」を目指した仕掛け『生田コレクター』も開発し展開。音楽と神戸のBAR文化にクローズアップし、日本人・外国人の区別なく楽しめる夜の街を「まちづくり」という視点で挑戦。
これら全ては新規事業開発という異業種・異世界の人々との人的交流を経た事業であり、言葉も国境も超えるコミューニケーションの最適なツールのひとつとして「音楽」に特化し、それぞれに最適化したコミュニティー形成をデザインすることも、わたしたちの仕事です。
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弊社スローガンとして掲げている「We All Shine On」はジョン・レノンの「Instant karma!」の歌詞の一節を引用しています。
Well we all shine on
Like the moon and the stars and the sun
そうさ、オレたちは輝く
月のように 星のように 太陽のように
音楽業界には表舞台に立つミュージシャンらアーティストと、裏方と呼ばれるわたしたちがいます。
「我々裏方だって、アーティストと共に輝ける」
音楽をはじめたての少年少女が集う場所(ライブハウス)には可能性しか存在せず、
その可能性と共に一緒に育っていく裏方と呼ばれる、また別の新たな可能性をわたしたちは歓迎します。
ライブハウスでの経験で得られるスキルをアップし、日々出会う人たちと会話し、人脈を構築していく。
閃くアイデアをすぐに実行出来る柔軟な思考と表現力を培い、環境を整え行動する。
切磋琢磨する仲間がいて、ゼロをイチにする喜びを体感する。
アームテックパブリシャーズは「神戸から世界へ」を標準で考えていたい会社であり、挑戦していたい会社です。
音楽に想いがあるならば、
音楽で、ひろがるコミュニケーションをデザインして欲しい。
音楽でひろがるコミュニケーションを、デザインして欲しい。
音楽でひろがる、コミュニケーションをデザインする
文節をどこで区切るのか、解釈はそれぞれです。
何かを感じ取ってくださったなら幸いです。ご連絡をください。お待ちしています。
アームテックパブリシャーズ
代表取締役社長 南出渉
