「青葉メゾン」では職住分離、完全個室、5人ごとの小舎制で食事と入浴を行う仕組みをつくりました。職員は私服で対応し 余暇活動も一緒に楽しんでいます。施設の中だけの活動にとどまらず、利用者の方々は生活の場から10分離れた駅前の職場に通い、また、近所の床屋、スーパー、レストランに行き、地域の方々と交わっています。力のある人はパンづくり・焼き菓子づくりで地域に貢献もしています。 障碍のある市民が心を揺さぶるような魅力を持っていることを地域の方々に理解してもらいたいとの思いから多様な活動を展開しています。子どももお年寄りも、障碍のある人も、地域の一員としているのが当たり前というインクルージョンの考えを私たちはこの街に
これからも浸透させたいと考えています。
介助の手を差しのべながら複眼的視点を持ち、先輩や同僚とともに理念を具体的に実践して形に表し、社会に働きかけていくのがル・プリのミッションです。法律のためではなく利用者の利益を生み出していくために、職員一人ひとりの試行を尊重し、多様な発想を柔軟に受け止め実践するソーシャルワークを私たちは目指しています。生活の介助をすることだけでなく、社会の中でハンディを持つ人の価値を知ってもらう日々の積み重ねから生まれる彼らと街の人々の微笑は他の職業では味わえないこの仕事の醍醐味です。青葉メゾンは「本当に必要なサポート」は何かを自ら考え、創意工夫をこらす人間愛に満ちた職員集団をめざしています。
